キュラーズは、テレワークやオンライン学習の浸透によって変化した自宅での過ごし方に関するアンケート調査を実施した。調査期間は5月27日~31日の5日間、全国20~60代の男女876名を対象に実施されたもので、昨年に引き続き2度目となる。
昨年と比べた自宅での学習や仕事の時間について聞いたところ、「変わらない」との回答が57.9%を占めて最多となった。一方、「やや増えた」(20.2%)、「とても増えた」(12.7%)、計32.9%が「増えた」と回答。
2020年の調査に比べると、昨年と比較して自宅での学習・仕事の時間が増えた人の割合は少なくなっており、この1年でテレワーク・オンライン学習が浸透してきたことが垣間見える。
次に、自宅での学習や仕事が「増えた」と答えた人を対象に、自宅での主な学習・仕事の場所について尋ねたところ、「リビング」という回答が最多の50.7%にのぼった。次いで「書斎」(24.0%)、「寝室」(12.2%)となっており、学習や仕事専用の部屋を持たない人が多いことがうかがえる。
また、同じく自宅での学習や仕事が「増えた」と答えた人を対象に、自宅での学習・仕事の場所が確保できているか聞くと、「どちらかといえばできている」(31.9%)、「できている」(28.1%)との答えが過半数を占めた。しかし「どちらかといえばできていない」(25.7%)、「できていない」(13.5%)と答えた人も少なくなく、計39.2%が「自宅での学習や仕事の場所が確保できていない」と感じていることがわかった。
自宅での学習や仕事の場所が「確保できていないと」回答した人に、学習・仕事場所を確保するために利用を検討したサービスについて尋ねたところ、最も多かった回答は「特にない」が43.4%だったが、利用を検討した方の中では「ハウスクリーニング」が最多で18.6%を占め、次いで「フリマサイト」(8.8%)、「トランクルーム」(8.0%)、「不用品回収サービス」(7.1%)という結果に。
コロナ禍でテレワークやオンライン学習が浸透する一方、居住面積の狭小化が進む都心部を中心に、慢性的なワークスペースの不足が浮き彫りとなった。