日本労働調査組合は6月23日、「営業職の退職動機に関するアンケート」の結果を発表した。調査は5月24日~25日、20~49歳の会社員531名を対象にインターネットで行われた。
「現在転職もしくは独立するための活動をしていますか?」と質問したところ、58.9%が「はい」と回答。また、「退職を考えている、もしくは考えたことがある」という人は80.8%にのぼり、営業職の約8割が退職を考えたことがあり、6割は転職もしくは独立に向けて活動している状況にあることがわかった。
そこで、営業をしていて辞めたくなった理由を教えてもらったところ、「給料が安い」(32.4%)、「長時間労働」(30.1%)、「モチベーション維持」(29.4%)が上位に並んだ。
次に、「営業職をしていて良かったと思えること」を聞いたところ、「相手に喜んでもらえる」(25.9%)、「いろいろな人と仕事が出来る」(18.5%)、「達成感」(17.2%)が上位に。
一方、営業職でつらかったことを聞くと、「ノルマ」(36.3%)が圧倒的に多く、次いで「お客様の理不尽さ」「クレーム対応」(ともに8.8%)と続いた。