バウンサーから始まる家族のカタチ 〜プロダクトデザイナー深澤直人さんに聞く親子の思い出〜

ー今回バウンサーをデザインいただくにあたり、ご自身の子育て体験を思い出されましたか。

深澤さん そうですね。子育ては大好きだったので、いろいろと思い出しましたね。妻は娘をアメリカで出産したのですが、アメリカって、生まれた次の日にもう退院するんですよね。母親は出産直後の体で動けないので、父親である私が、生まれたての赤ちゃんを育てなきゃいけないという体験に遭遇しまして。そこで没頭して子育てをしたことが、今でもとてもいい思い出になっています。父親がやるとか母親がやるとか、子育てはそういうものではなくて、共同してやることが成長する上でも家族を担っていく上でもすごく重要なことだと思って、真剣にやりましたね。

ーイクメンを地で行かれてていたんですね。お仕事はどうされていたのでしょうか。