パンクバンド・BiSHのアイナ・ジ・エンドが、松坂桃李主演の映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開)とコラボすることが23日、明らかになった。
同作は第69回日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい! 2016年版』国内編3位に輝いたベストセラー小説の実写映画化作。数々の映画賞を総なめにした、白石和彌監督の映画『孤狼の血』の続編となる。
前作が熱狂的なファンを多く生み出してきたことから、アーティストや漫画、現代アート、ファッション、YouTuber、ゲームアプリなど様々なジャンルとコラボをしていくプロジェクト「コロウノチVS(バーサス」を始動。楽器をもたないパンクバンド・BiSHの一員でありながら、ソロでも多数の楽曲を発表し、若者を中心に絶大な支持を誇るアイナ・ジ・エンドがコラボ第1弾となった。映画への想いを込めてアイナ自ら楽曲を書き下ろし、亀田誠治がサウンドプロデュースを担当することで、アイナが歌う「ロマンスの血」というインスパイアードソングが誕生した。
映画本編では流れないコラボソングとなるが、アイナが登場するキャラクターに共感し、そこに自分の想いをのせた楽曲に。白石和彌監督も楽曲を「孤狼から超カッコいい曲が生まれた!」と絶賛し、楽曲にのせて映画本編映像を使用したコラボ動画も公開された。
アイナ・ジ・エンド コメント
これまで映画を絡めての楽曲書下ろしというものがなかったので、インスパイアードソングのオファーをいただいてとてもびっくりしました。前作『孤狼の血』も観ていて、役所広司さんをはじめ男の色気を感じるかっこいい映画だと思っていましたが、今回『孤狼の血 LEVEL2』を観て、「久々にとんでもないものを観た」というのが一番の感想でした。スリル満点な場面の連続なのに、どこか人間の生々しさや暖かい部分が垣間見えて、目を離すことができませんでした。映像の破壊力が凄かったので、音楽は映画に華を添えるような形でつくることを意識して、(鈴木亮平さん演じる)葛藤を抱える上林をはじめ色々なキャラクターにも共感することができて、スラスラと作詞作曲ができました。また編曲を担当された亀田誠治さんもこういったジャンルの映画が好きだとおっしゃっていて、レコーディングもノリノリで楽しかったです。自分が今まで歌ったことないような曲調にも挑戦しています。めちゃめちゃ張り上げるわけでもないのに悲鳴っぽく聞こえるというか。上林のように暴れたくても暴れられない、自分の中での葛藤を悲鳴のような形で歌い上げました。人間としてこいつはどうしようもないなと、呆れてしまうシーンも多いですがなぜか憎めない。女性は母性を感じてしまうようなところもあると思うので、そういう観点から映画を観ても楽しいと思います。
白石監督 コメント
孤狼から超カッコいい曲が生まれた! 「ロマンスの血」を聞いたら、あのキャラクターやあの場面を膨らませて、スピンオフを作りたくなる! そう、なんもかんもぶっ飛ばして生きなきゃ損! アイナさんありがとうございます!
(C)2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会