岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場にて6月18~19日、「第4回コンバインドジャパンカップ」が開催された。

  • 「第4回コンバインドジャパンカップ」が開催

同大会は、2024パリ五輪を見据えた最初の大会。昨年までのコンバインドジャパンカップでは、東京五輪と同様に、スピード・ボルダリング・リードの3種目で争われたが、今年はパリ五輪で採用される新しいフォーマット(スピードを含まないボルダリングとリードの2種目)で行われた。

19日の決勝に進んだのは、男子では楢﨑智亜選手、藤井快選手、緒方良行選手、高田知尭選手、天笠颯太選手、小西桂選手、井上祐二選手、川又玲瑛選手の8名。女子は野中生萌選手、小池はな選手、伊藤ふたば選手、野口啓代選手、中川瑠選手、谷井菜月選手、渡邉沙亜里選手、小武芽生選手の8名。

  • 優勝は楢﨑智亜選手

今回は、成績の合算方法も順位ベースから、成績をポイント化する方法に変更となった。例えば、1位を100ポイントとして、2位以下は1位に対する成績の比率がポイントになる

男子は、楢﨑智亜選手がボルダリングとリードそれぞれで100ポイントを獲得し、200ポイントで総合優勝した。2位はリード1位タイの藤井快選手(199.72ポイント)、3位はボルダー第3課題では唯一完登した緒方良行選手(155.53ポイント)だった。

  • 野口啓代選手が総合優勝

女子も野口啓代選手が、ボルダー、リードともに100ポイントを獲得して、200ポイントで総合優勝を飾った。2019年・2020年に優勝し、今回3連覇が期待された野中生萌選手(185.91ポイント)は惜しくも2位となった。

  • プロ転向後、初めて地元の大会に参加した伊藤ふたば選手

3位は結婚・出産を経て、選手に復帰した渡邉沙亜里選手(100.08ポイント)。プロ転向後、初めて地元の大会に参加した伊藤ふたば選手は、ボルダリングで完登を逃し、リードでも中盤に落下したことも影響して6位に終わった。