アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの伊野尾慧と、King & Princeの神宮寺勇太がこのほど、東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』(フジテレビ系 8月7日スタート、毎週土曜23:40~)の取材に応じ、撮影現場の裏話などを語った。
澤村御影氏の人気小説シリーズを映像化する今作は、怪異事件の謎解きを通じて人と人とのつながりを描くヒューマンミステリー。主演の伊野尾は、民俗学を教える准教授・高槻彰良を。神宮寺は、その教え子で高槻の助手として謎を解く大学生を演じる。
今回が連ドラ単独初主演となる伊野尾は「非常にありがたいことですし、責任感とかもより生まれてきますので、いい作品が作れるように頑張れたらいいなという思いです」と意欲。役柄について、「大学の先生を演じるというのは感慨深いなと思いました。原作ファンの方が大勢いらっしゃるので、できるだけ原作に寄り添いたいという思いはありつつ、小説を映像化したときに『こういう解釈になったんだ』と皆さんが楽しんでもらえるようにしたいなと思います」と意気込む。
一方の神宮寺は「映像のお芝居がすごく久しぶりだったので、いろいろなことを忘れているんじゃないかなという不安はあったのですが、自分としてはお芝居の勉強をたくさんしたいなと思っていたので、このオファーを頂いたときは飛び上がりました。ありがとうございます」と謙虚にコメント。その上で、「普通の少し地味な大学生の見た目なのですが、話が進むうちに実はものすごい孤独を抱えていた子だったというのがどんどん出てくればいいなと思います」と構想を語った。
伊野尾は、黒板に文字を書きながらセリフを言うシーンに苦労したことを明かし、「言ってることと同じ文字を書いてるならいいんだけど、全然違うことを書いてるんです。タイミング的にいい具合のところで終わるとなるとちょっと早めに書き始めなきゃいけなかったりして。そうすると1人でドラマの撮影で“アハ体験”やってるみたいな感じになるので、それが非常に難しかったです。時間があればちょこちょこと練習したりしてました」と振り返る。
その姿を見て、神宮寺は「ずっと練習されていて、こういうところを大きい背中から学んでいこうと思いました」と感心していたそうだ。
今作は都市伝説や学校の怪談などが題材になっているが、伊野尾は「普通に好きですよ」と興味がある様子。「子供の頃にみんな一度通った『コックリさん』だったり、大人になっても気になる都市伝説や幽霊の話だったりを、民俗学としてひも解いていくので、そういった部分は豆知識としても非常に楽しめるドラマになってると思います」と予告した。
神宮寺も「好きですね」とのこと。「ワクワクするじゃないですか。『信じるか信じないかはあなた次第』という言葉はその通りだと思うのですが、この作品にはミステリーと都市伝説と怪異とかいろいろな要素が詰まっていて、本当にいろいろな目線から見れるので、このドラマは僕もちゃんと見ようと思いました」と話すと、すかさず伊野尾から「見ろよ! 出てるんだから(笑)」とツッコミが入った。
そして視聴者に向けて、伊野尾は「まだまだ大変な毎日が続いてて、こういった(コロナの)状況もそれぞれの立場によって解釈が変わっていたりして、自分の置かれている状況とかも、このドラマを通して『こういう解釈をしたら少しは気持ちが楽になれるのかな』というきっかけといったら少しおこがましいですが、前向きに思えるようなドラマになれば」とアピール。
神宮寺は「僕と高槻先生はすごく凸凹なのですが、その凸凹差が逆に面白かったりします。ぜひこのドラマを見て、楽しく明日を迎えてください。ありがとうございます」と、ここでも謙虚に呼びかけた。
<衣装>
伊野尾慧:アンネームズ、フェアファクスコレクティブ、タテオシアン/ワールドカフリンクス
神宮寺勇太:エドウィン
<スタイリスト>
田中トモコ(HIKORA)
<ヘアメイク>
石井薫子(MARVEE)