5月度のギャラクシー賞月間賞が21日に発表され、テレビ朝日系バラエティ番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(毎週土曜18:56~)と、松坂桃李が主演したNHKのドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』(4月24日~5月29日放送)などが受賞した。
『博士ちゃん』が受賞したのは、5月1日放送の2時間SPで、世界遺産検定の最上級マイスターに史上最年少の11歳で合格した高校生博士ちゃんの「軍艦島の内部を見たい」という願いをかなえた回。「軍艦島に詳しい伊集院光と、軍艦島の元住人をお供に、非公開エリアを探検。その迫力ある映像も貴重なものだった」と評価されての受賞となった。
また、『今ここにある危機とぼくの好感度について』については、「『公に向けた言葉では意味を最小限に控えることが日本における正しいリスク・マネージメント』と言い切り、会見で何を聞かれても同じ文言だけを繰り返す戦略は、ドラマ放送2日後の国会答弁で総理による実演が見られて大いに笑いつつ泣きたくなった。風刺たっぷりのこの作品が土曜ゴールデンタイムで放送されたことに拍手を送りたい」と講評されている。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。5月度はほかにも、『ストーリーズ 事件の涙「たどりついたバス停で~あるホームレス女性の死~」』(5月1日放送、NHK)、『報道特集「森友問題・自殺した元職員の上司が語る」「スリランカ人女性・死の真相」』(5月1日・8日放送、TBS)が受賞した。