声優の梶裕貴が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語‘21夏の特別編』(26日21:00~23:10)に出演する。

  • 梶裕貴=フジテレビ提供

梶が登場するストーリーは、吉瀬美智子主演の「あと15秒で死ぬ」。背中を銃で撃たれて死んだ薬剤師・三上恵(吉瀬美智子)を迎えに現れる“死神”役で、恵に“15秒間寿命が残っている”と告げる。梶は特殊メイクを施してこの役に挑戦した。

コメントは、以下の通り。

■梶裕貴
――今回の出演のお話がきた時の感想。
いわゆる“怖い話”が苦手な自分が、小学生の頃に勇気を出して、ほぼ初めて触れたホラー・オカルト系作品。ただ単に“怖い”というわけではなく、まさに“奇妙な”物語が描かれていたことに衝撃を受け、以来、とても大好きなシリーズとなりました。ヒヤリとする話はもちろん、思わず笑ってしまうようなものから感動の涙を誘うものまで、幅広い魅力のあるドラマだと感じています。

――台本を読んでの感想。
とても面白くて、最後までワクワクしながら台本を読ませていただきました。これぞ、タイトル通り『世にも奇妙な物語』。

――今回の“死神”という役柄について。
読み手によってさまざまなイメージを持つであろう、非常に遊びがいのあるキャラクターだなと感じました。その分、とても難しい役柄だな、とも。

――実際に演じられてみての感想。
声優である自分を配役してくださった意図を考えつつ、声や芝居で、どこか良い意味での“違和感”を生み出せればなと思いながら演じました。なにせ、そもそも“死神”という存在自体が異質ですからね(笑)。声の現場でもあまり演じたことのないような役柄に挑戦させていただき、とても楽しかったです。

――特殊メイクを施してのお芝居になりましたが…。
初めての特殊メイクだったので、シンプルにうれしかったです。しかも、この分野におけるトップアーティストであるJIROさんにメイクをしていただけるとは。原作にある“猫”という要素をくみ取りつつ、どこか人間らしさも残した、その絶妙なさじ加減に感動しました。貴重な経験をさせていただきました。

――吉瀬さんとの共演の感想。
終始、二人芝居。役者の大先輩である吉瀬さんとの掛け合いは、とても刺激的な時間でした。また、座長としての振る舞いが本当に素敵な方で、多くのことを学ばせていただきました。共演させていただくことができ、光栄でした。

――ご自身ではこのように、現代社会では説明できないような奇妙な体験はありますか?
数年前、富士登山をしている時のこと。真夜中、飛行機とは明らかに違う動きをした幾つかの光が、集団で移動していたのを目撃した・・・と一緒に登っていた友人が言っていました(笑)

――視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
実に『世にも奇妙な物語』らしい、ちょっと怖くて、どこか不思議な作品です。ご覧になった皆さんが、これからの人生、ふとした瞬間に“死神”の存在を意識してしまうような…そんな印象に残るキャラクターを作り出せていたら幸いです。放送を楽しみにお待ちください!

■編成企画・渡辺恒也氏(フジテレビ編成部)
原作で“猫の姿をした死神”と書かれているこの役を、実写で表現するとしたら…と考えたときに、真っ先に浮かんだのが、声優である梶裕貴さんでした。異世界の住人である“死神”のいい意味で浮いた存在感と、理知的な中にどこかチャーミングなところのあるキャラクターを、梶さんの声とお芝居で見てみたい!と思い、ダメ元でオファーしたところ、お忙しいなか奇跡的にスケジュールもハマり、出演していただくことがかないました!撮影現場では、ドラマですがアニメのキャラのようでもあり、舞台を見ているようでもある、素敵なお芝居を見せてくださいました。“死神”と吉瀬美智子さん演じる恵との丁々発止の会話も楽しい本作ですが、ちょっとしたセリフの中に結末につながるヒントも隠されていますので、梶さんの貴重な姿の一挙手一投足に注目して、最後まで楽しんでいただきたいと思います!

  • 吉瀬美智子(左)と梶裕貴=同

なお、23日~25日の3日間、『世にも奇妙な物語 傑作選』(14:45~15:45 ※関東ローカル)を放送することが決定。23日は『フォロワー』(18年、主演:白石麻衣)、「幸せを運ぶ眼鏡」(15年、主演:妻夫木聡、演出:本広克行・『踊る大捜査線』シリーズ)、24日は「運命探知機」(17年、主演:岩田剛典)、「ハイ・ヌーン」(15年、主演:和田アキ子)、「ががばば」(15年)、25日は「ズンドコベロンチョ」(15年、主演:藤木直人)、「事故物件」(15年、主演:中谷美紀、演出:中田秀夫・映画『リング』)が放送される。

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