フライヤーは、同社が提供する書籍の要約サービス「flier(フライヤー)」のユーザー閲覧数から導き出した、2021年上半期ビジネス書人気ランキングのトップ10を6月15日に発表した。ランキングは、「flier」の有料会員を対象に、スマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算し順位化。集計期間は、2020年12月1日~2021年5月31日。
第1位は『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(塚本亮著、明日香出版社)、第2位は『人生を変えるモーニングメソッド』(ハル・エルロッド著、 鹿田 昌美訳、大和書房)、第3位は『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)と続く。トップ3はいずれも発売から3~4年経つロングセラー書籍が独占する結果となった。
ほかにも、2021年のビジネス書グランプリで総合2位、ビジネス実務部門の部門賞を獲得した『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長、朝日新聞出版)など、話題書も多数入っている。
同社はこの結果をもとに、「ベスト10のラインナップを見てみると、そこに求められているのは『習慣のアップデート』ではないかと思います。コロナ禍において、仕事でもプライベートでもニューノーマルが常態化してきて、それに対応するためにこれまでの自分とは違うスタイルを確立したいと考えている方が増えているのかもしれません」と分析、コメントを寄せている。
また、同ランキングと連動した書店フェアを、イオングループの「未来屋書店」と組み、全国33都道府県の計100店舗で開催する。このフェアは「ネットとリアル書店の融合」をテーマに、フライヤーと書店が連携した企画で、各書籍のPOPに付けたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、通常は有料の要約文を無料で「立ち読み」できるというもの。期間は7月10日より各店で順次開始、9月9日まで行う予定。