女優の吉瀬美智子が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語‘21夏の特別編』(26日21:00~23:10)で初主演を務めることが18日、明らかになった。

  • 吉瀬美智子=フジテレビ提供

吉瀬が出演するストーリーは「あと15秒で死ぬ」。薬剤師の三上恵(吉瀬)は夜、診療所の薬剤室で作業をしていると突如、体が動かなくなってしまう。目の前には赤い飛沫と静止した弾丸が見える。何者かに銃で撃たれて死んだようだが、時間が止まっているようにも見える。そこに、死神と名乗る人物が現れ、恵に残された寿命が“あと15秒”あると言う…。

コメントは、以下の通り。

■吉瀬美智子
――今回のお話がきた時の感想。
撮影はすごく大変そうだと思いましたが、人間模様がきちんとわかるようになっていて、 “奇妙”なだけではない、面白い内容でした。『世にも』ファンの期待を裏切らない作品だと思います。

――台本を読んでの感想。
台本はとても面白いのですが、まずは「これ、どうやって撮るんだろう?」と。今はCGの技術は進んでいるとしても、撮り方がわからないというか…。『世にも』ではこういう作品も撮影しているのでしょうが、私は初めてなので、自分としてはすごくチャレンジングな作品です。これまで、刑事役で撃つ方の役は演じてきましたが、撃たれる側、しかも普通の人が日常の生活の中で撃たれるという役なので、そこは新鮮でした。

――恵という役柄について。
かわいそうですよね。セリフでも「なんで私が?」って言っていますが、本当に「なんで死ななきゃいけないの?」って。でも、その事実を突き止めるのには時間が短すぎて。『世にも』ならではのなんとも言えない切ない気持ちになります。

――実際に演じられてみての感想。
今回、普段やったことのないようなことに挑戦しているので、完成を楽しみにしています。体が動かない設定なので、普通の自然なお芝居ができず、体に力が入ってしまって、筋肉痛になってしまいました。エネルギーの消耗も激しかったですし、サポーターをつけて体当たりのシーンもありましたが、そういう作品にもなかなか出会えないので、ありがたく思っています。

――ご自身ではこのように、現代社会では説明できないような奇妙な体験はありますか?
私はあまり霊感がない方なのですが、トントンって肩をたたかれたような気がして“えっ?”て振り返ったら誰もいなくて、という経験はあります。

――視聴者の皆様へのメッセージ。
死神の特殊メイクもユニークですし、その死神と、“死にたくない”という主人公との掛け合いが見どころだと思います。視聴者の方には今まで見たことのない、新しい自分を見せることができるのかなと思います。

■編成企画・渡辺恒也氏(フジテレビ編成部)
残り15秒しかない最期の時間に、できることは何か?全編がほぼ15秒の間の出来事を描いた物語、という意味で、おそらく『世にも奇妙な物語』史上最短(劇中時間として)のエピソードだと思います。吉瀬美智子さん演じる主人公・恵の目線と、彼女を殺害しようとする犯人の目線が、違う時間軸の中で進行していき、最後に“ある時点”の結末へと収束していく、『奇妙』でしかできないようなトリッキーな作品になっています。吉瀬さんには、普段使わない動きで大変な苦労をおかけしてしまいましたが、その分、吉瀬さんの新たな魅力を見せていただけたと思います。もちろんエピソード自体は15秒では終わらず、たっぷりお楽しみいただけますので、時間が止まったり動いたりする奇妙な世界を、是非リアルタイムで体験してください!

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