2021年7月23日(金)の「金曜ロードショー」では、劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』が放送される。
『君の膵臓をたべたい』は、住野よるのデビュー作にして代表作。累計300万部以上のベストセラー小説で、2017年には浜辺美波、北村匠海の主演で実写映画化され、興行収入35.2億円の大ヒットを記録した。
クラスメイトの桜良から、余命僅かであることを偶然知らされた「僕」。秘密を共有する二人が共に精一杯生きる日々――そんな「キミスイ」を劇場アニメ化した本作は、アニメならではの優しいタッチで、切なくも美しい青春ストーリーを新たに描き出す。
主人公「僕」を演じたのは高杉真宙。黒沢清監督『散歩する侵略者』で注目を集め、映画『トリガール!』『十二人の死にたい子どもたち』、ドラマ『私たちはどうかしている』などに出演しており、アニメの声優は本作が初めて。ヒロインの山内桜良を演じたのは、Lynnで、『ヒプノシスマイク』『約束のネバーランド』『ウマ娘 プリティダービー』『ジョゼと虎と魚たち』など、多くの作品で活躍している。アニメーション制作は『うしおととら』などを手掛けたスタジオヴォルンが担当した。
今回の放送にあたり、『鬼滅の刃』『はたらく細胞』なども手掛けた、高橋祐馬プロデューサーから寄せられたコメントを紹介しよう。
◎高橋祐馬プロデューサー(アニプレックス)のコメント
『君の膵臓をたべたい』は、[僕]という少年と[山内桜良]という少女の出会いから始まる物語で、季節が巡る中で心を深く通わせる二人の姿が、読者の胸を強く打つ本当に素晴らしい小説です。一読者として、読み終えた時、その出会いに心震え、沢山泣きました。
アニメ化させて頂くにあたっては、小説に真摯に向き合い、小説の読後感をアニメを観終えた際にも感じて頂ける映像を目指し、あの時だからこそ出会えたスタッフ・キャスト・アーティストの皆さんと一生懸命制作しました。あの時の自分たちを全て込めて、楽しんで頂ける作品が出来たと思っています。
誰かと出会うことが以前より少し難しい今、作品を通じて視聴者の皆さんと出会えることをとても幸せに思います。ご覧いただいた皆さんの心に、何かが咲く時間となりましたら幸いです。
劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』は、2021年7月23日(金)よる9時より「金曜ロードショー」にて放送。
(C)住野よる/双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ