アイドルグループ・NMB48の白間美瑠が卒業する。在籍していた期間はおよそ10年で、NMB48の1期生としては最長となる。話を聞くと、「最後の1期生になるまで卒業はしない」と決めていたようだ。その理由と、卒業への思い。また今後のNMB48に寄せる期待などを話してもらった。
「卒業を考え始めたのは2年前です」と白間。「でも、NMBにまだ残しておきたいこともあったし、まだまだ引っ張っていかないといけないという気持ちもあった。それに2年前だとまだ1期生(吉田朱里)が在籍していました。私の中では最後の1期生になるまで残るって決めていたので、頭に卒業の文字が浮かんでも先送りにしていました」という。
なぜ「最後の1期生になるまで残ろう」と思ったのか?
白間は2010年10月にNMB48の1期生としての活動をスタート。同期にはエースとして活躍した山本彩、渡辺美優紀をはじめ上西恵、川上礼奈、小笠原茉由、山田菜々、吉田朱里ら。この中では比較的、若いメンバーとして加入した。
「私は一番手のかかったメンバーだと思うんですよ。ダンスレッスンも毎回1人だけ踊れていなくて先生に怒られ、怒られてはレッスン室を飛び出して『もうできひん!』って泣いて。それをお姉さんメンバーのさや姉たちに慰めてもらっていた。本っ当にメンバーにも、スタッフさんにも、ファンの方にも、たくさん支えてもらった。NMBには本当にお世話になった。だからこそ、最後の1期生として残るのがみんなへの恩返しになるのかなって」。
感謝の気持ちを体現するために残り続けた白間。絶対的エースだった山本や渡辺の卒業を見送っても「私も卒業したいと思わなかった」と振り返る。「むしろ自分が引っ張っていかないといけなかった。やってやるぞ! という気持ちが大きかったです。さや姉が卒業するとき、シンプルな言葉ながらも『これからのNMB、任せたで』と言ってもらえたときはズシッと重みを感じましたね。引っ張っていく覚悟ができた」と語る。