きょう16日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season4』(毎週水曜21:00~)第11話では、猪狩哲治(伊東四朗)が殺人事件の容疑者として連行され、浅輪直樹(井ノ原快彦)と敵対する立場となる。
猪狩が容疑者となってしまったのは、アパートの一室で若い男・前島公也(岸田タツヤ)が刺殺された事件。たまたま通りかかったアパートから争う声を聞いた猪狩は、逃走する男を目撃したのち、遺体を発見したと話す。しかし、実は公也の父は猪狩の後輩警察官。10年前に彼が他界してから、素行の悪い公也を更生させるべく声をかけ続けてきたという深いつながりが。さらに2人が最近モメていたという証言や、事件現場に公也と猪狩の指紋しか残っていないという証拠も飛び出す。
複雑な思いを抱きながら、直樹は「遭遇した事件現場で偶然、後輩の息子の遺体を発見した……そんな偶然はありますか?」と冷静に問いかけるが、猪狩はのらりくらりとはぐらかす。
『警視庁捜査一課9係 season3』(08年)に初登場以来、特捜班は猪狩に何度も助けられてきた。信頼と尊敬を寄せる猪狩の捜査をめぐり、特捜班の内部でも激しい対立が起こる。猪狩が多くを語ろうとしない中、どんな真相にたどりつくのか。
何気ない表情にまで凄みをにじませる伊東の芝居。取調室で繰り広げられる井ノ原×伊東の濃密な演技合戦、緊迫の攻防戦は必見だ。