映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)の世界から逃げ出した男の物語『ロキ』がディズニー公式動画配信サービス・Disney+ (ディズニープラス)で配信されている。

  • 『ロキ』場面写真

嘘といたずらを駆使し数々の悪行を重ね“裏切り王子”として世界中のファンを熱狂させるロキは、これまでマーベル作品の憎めないヴィランとして愛されてきたが、彼には“カリスマ”、“ずる賢い”、“可愛い”、“天邪鬼”など一言では言い表せない魅力がある。そんなロキを理解するのに6~7年もかかったというロキ役の英国俳優トム・ヒドルストンは、ロキの最大の魅力を“お茶目なところ”だと明かしている。

マイティ・ソー(演:クリス・ヘムズワース)の義弟で、数々の悪行を働く憎たらしい一面もありつつ、時に兄弟の絆や家族愛を思わせるなど、多面的な魅力を持ち完璧ではない姿が“憎めないヴィラン”として愛されているロキ。初めて登場した『マイティ・ソー』(11)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)までの6作品では、義兄ソーに嫉妬に狂った姿やアスガルドを手に入れるため嘘といたずらを繰り出すカリスマ性のある姿、持前のユーモアに溢れたお茶目な可愛い姿などいろんな姿を見せてきた。

一貫しているのは嘘を付き“裏切る”姿だが、いろんな魅力がありすぎるキャラクターだからこそ、ロキを 10 年に渡って演じるトム・ヒドルストンでさえもロキを理解するのに6~7年かかったそうだ。

トムはロキの魅力について「私はロキが何を望んでいるのかを理解するために、人生の 6~7 年を費やしてきた。彼は強大な力や自分の居場所、承認欲求を得るため色んな手を尽くす。それが、ある意味でロキを面白くしている点だと思うんだけど、ロキはカリスマ性があり、チャーミングで予想外なことばかりするんだ。彼はイタズラの神だからとてもお茶目で、それが彼を魅力的に見せているんだと思う」と語り、お茶目でチャーミングな所がロキの最大の魅力につながっている。

そうしたロキの魅力は世界中で熱狂的なファンを生み出し、“ロキ様”として崇められるキャラクターへと成長。ヴィランにも関わらず絶大な人気からついにロキの魅力がさく裂する物語が誕生した。

本作は「エンドゲーム」で逃げ去った後の物語が描かれる。時空を超えてアベンジャーズから逃げ出したロキは、“時間の流れを守っている”という謎の組織TVAに捕まり“自分が改変してしまった現実を元に直す”という任務を命じられ、時間を超えて世界中を舞台にした冒険に挑む。

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