ビッグローブは6月7日、「新型コロナウイルスワクチン接種後の生活に関する調査」の結果を発表した。調査は5月26日〜27日、全国の20代〜60代の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
新型コロナウイルスの影響での外出自粛や行政からの感染拡大防止措置下で「つらいと思うこと」を質問したところ、「行きたい場所に行けない」(61.9%)、「常にマスクをしていないといけない」(52.1%)が半数を超える結果に。次いで「人に会えない」(36.9%)、「コロナ関連のニュースが続く」(29.5%)、「自宅にこもり続ける」(22.7%)と続いた。
6割超の人がコロナ禍に「行きたい場所に行けない」ことにストレスを感じているということで、ワクチン接種後にどこに行きたいのかを聞いた。その結果、「観光地」(41.9%)、「温泉」(36.5%)と旅行ニーズが上位に。さらに、「カフェ・レストラン」(28.7%)や「居酒屋」(27.4%)といった外食ニーズや、「映画館」(27.5%)、「大型ショッピングモール」(24.2%)も上位に並んだ。
また、ワクチン接種後に利用頻度が「(やや)増える」と思われる業態は、多い順に「飲食店」(53.6%)、「ホテル・旅館」(41%)、「温泉・サウナ」(40.1%)、「旅行(ツアー)」(38.5%)、「映画館」(38.2%)、「飛行機・新幹線」(38.2%)という結果に。ワクチン接種後の経済活動の再開が期待される一方、「現在と変わらないと思う」と回答した割合も4割程度としばらくは慎重な傾向もうかがえた。
次に、「1年前と現在を比べて、新型コロナウイルスに対する危機感や感染予防の意識はどう変わったか」と質問したところ、7割強が「強まった」(25.9%)、「やや強まった」(48.5%)と回答。変異株の脅威など、継続して流行の波が押し寄せる状況で、危機感や感染予防の意識を強く持っている割合が高いことが明らかに。
さらに、ワクチン接種後の感染予防意識について聞くと、半数以上が「やや弱まると思う」(46.9%)、「弱まると思う」(5.2%)と回答。ワクチン接種後は安心感が増す一方で、危機感や感染予防の意識が低下する可能性が浮き彫りとなった。