俳優の宮沢氷魚が、2022年前期NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演することが8日、NHKドラマ公式ツイッターで発表された。

宮沢氷魚

“朝ドラ”第106作となる本作は、2022年に本土復帰50年となる沖縄が舞台。個性豊かな沖縄4兄妹の、本土復帰からの歩みを描く笑って泣ける朗らかな50年の物語で、自身も沖縄出身の黒島結菜が、復帰前の沖縄「やんばる」地方で生まれ育ち、復帰とともに東京で働き始めるヒロイン・比嘉暢子を演じる。

宮沢が演じるのは、東京からやってきた、家族の友人・青柳和彦。父親の仕事の都合で、子どもの頃に暢子たちの暮らす村に滞在。やや繊細なところもあり、当初は沖縄になじめない気持ちで暮らすが、やがて比嘉家の友人に。暢子に再会を約束して、東京に帰っていくが、その後、海外留学を経て新聞記者となり、暢子と東京で再会する。

宮沢は「青柳和彦を演じさせていただくと初めて知ったときに、自分にすごく近いものを感じました。僕は生まれがアメリカで、生後すぐに日本での生活が始まりました。幼少期からインターナショナルスクールに通っていたこともあり、近所の子どもたちや、環境に馴染めない経験もあります。新しい環境に馴染む難しさを知っているからこそ和彦の気持ちはとても理解できます。だからこそ自分から何かを発信したいという気持ちもあります。和彦が大人になり新聞記者になったのもそういう想いがあったからだと感じています。過去の自分、そして成長した僕自身を参考することによって、より和彦という人物に深みを生み出せたらいいなと思っています」とコメント。

宮沢は『エール』で朝ドラ初出演。「終盤に登場する重要な役だったためとても緊張しましたが、明るい現場で毎日楽しく撮影に挑んでいました」と振り返り、「現場の明るさ、あたたかさがそのまま皆さんに届くと信じているので、『ちむどんどん』も毎日楽しみながら、明るく撮影したいと思います」と意気込んだ。