Appleが、コンパクトなスマートスピーカー「HomePod mini」の機能を2021年秋に強化する。ハンズフリーでSiriにApple TVでの動画再生を頼めるようになったり、Apple TV 4Kのスピーカーとして利用可能になる。
6月7日(現地時間)にオンライン開催した開発者カンファレンス「WWDC21」の中で明らかにしたもの。
HomePod miniのSiriに、Apple TVで観たい動画コンテンツを再生するよう呼びかけると、Apple TVでそのコンテンツの再生がスタートする。また、HomePod miniをApple TV 4Kのスピーカーとして設定可能になり、“コンピュテーショナルオーディオ”によって「観るものすべてに豊かでバランスの取れたサウンドと透きとおるほどクリアな会話を届ける」としている。さらに2021年後半には、HomePod miniのApple Musicでロスレスオーディオをサポートする予定だ。
HomePod miniを販売する国も拡大。6月末から新たにオーストリア、アイルランド、ニュージーランドで販売を開始し、今年の年末までにイタリアでも販売開始予定とのこと。
なおApple TVにも、iOSデバイスに今後提供される「iOS 15」と同様の「シェアプレイ」機能が追加され、FaceTimeで友人と会話しながら、Apple TVでコンテンツを見られるようになる。Apple TVアプリケーションには新たに「あなたと共有」が加わり、友人がメッセージで共有している番組や映画がすべて表示されるようになる。