コロナ禍が続くなか、テイクアウトで食事を購入する、という方は増えているだろう。テイクアウトをするとき、ふたつ気になることがある。ひとつは、店頭でスムーズに受け取れること。事前に予約をしておいて、時間になったらサッと受け取れるのが理想だ。もうひとつは、ネットでサクっと予約ができること。電話予約はオーダーがきちんと伝わっているか少し心配だし、アプリのインストールや会員登録は面倒だ。ワガママだと言われそうだが、とにかく手軽にテイクアウトをしたいのだ。
そんなワガママなテイクアウトの要望に応えるお店が、ファミリーレストラン「ココス」だという。利用してみてわかったことだが、ココスのテイクアウトはとても便利なうえに、とても"お得"だった。
ということで、今回はココスのテイクアウトの魅力をレポートしよう。
アプリも会員登録も必要なし! サクッと予約注文
スマホがあれば、何でもできる――今はそんな便利な時代だが、かと言って何をするにもアプリのダウンロードや会員登録が求められるのも面倒だ。
だが、ココスの場合はホームページで簡単にテイクアウトの注文予約ができる。アプリをダウンロードする必要もないし、住所やクレジットカード情報などを入力したり、会員登録する必要もない。
普通に「ココス」で検索し、トップページから「テイクアウト 簡単WEB予約」を選択。そこから「ネットで注文する」を選べば、あとは「1.受取店舗、」「2.受取日時」「3.注文するメニュー」を選び、「4.連絡先(メールアドレス、名前、電話番号のみ!)」を入力し、「5.注文確定メール」を確認するのみ。
あとは指定日時に受け取りに行って店頭で会計すればOK。待ち時間もなく、ノンストレスで食事を受け取ることができる。メニューを選ぶ時間を除けば、その他の工程は計2分とかからないという手軽さである。
そしてテイクアウトページを覗けばわかるが、なんと……
月替りでテイクアウトメニューの半額キャンペーンが実施されているのである。6月は「ハーフ&ハーフピッツァ」が半額の490円でゲットできるので、これは買わなきゃ損だ。
5種類のメニューをテイクアウトしてみた!
ということで実際にテイクアウトしてみた。レジで名前を告げると、待ち時間なしで食事をゲット。決済もスマホでピピッと終了……驚くほどスムーズだ。
注文したメニューは、「ハーフ&ハーフピッツァ(トマトソース&カレーソース)」(980円のところ、6月30日までは490円)、「フレッシュバジル&モッツァレラトマトスパゲッティ」(637円)、「カリフォルニアタコサラダ シェアサイズ」(745円)「ほうれん草とベーコンのバターソテー」(313円)、そして「タピオカ黒糖ミルクティー」(421円)である。
まずはこの日のメインメニューのひとつ、「ハーフ&ハーフピッツァ(トマトソース&カレーソース)」からいただこう。繰り返すが、今月6月30日までは、これを半額の490円で味わえる。
写真では大きさがわかりにくいかもしれないが、直径は約23cm。これは、某デリバリーピザチェーン最大手のMサイズと同サイズである。それがワンコインでお釣りが来る値段で買えるのだから、相当お得であることがわかるだろう。
カレーソースのピザはベーコンとポテト、そしてゆで卵が乗っており、カレーとチーズ、そしてマヨネーズのハーモニーがほどいいジャンク感を演出。カレー味のピザはなかなか斬新で美味しく、ガツガツとかじり付きたくなる味である。トマトソースのピザにはソーセージとブロッコリー、チーズが乗っており、「これぞピザ!」といった王道の美味しさだ。
こちらは「フレッシュバジル&モッツァレラトマトスパゲッティ」。価格は637円だが、先に言っておこう。これは少なく見積もっても890円くらいのクオリティであった、と。
丁寧にパスタの食べ方が書かれた紙も同封されている、これによると、電子レンジ(500W)で2分半ほど温めると丁度いい出来上がりにな るらしい。
電子レンジで温めたら、皿を広げてトマトソースをON。ソースをパスタに絡めたら、いざ実食。どれどれ……
うん、ビックリするほど美味い! とろとろになったモッツァレラチーズと、酸味&少々の辛味が利いたトマトソース自体も絶品なのだが、この麺が見事なアルデンテ具合なのだ。
テイクアウトである以上、調理から時間も経っているし、電子レンジにもかけているので、麺がふにゃふにゃになっていてもおかしくない。だが、この出来たて感はどうか。自宅で、この価格で、お店レベルの味。正直、これはもっと話題になっていいと素直に思う。
続いては「カリフォルニアタコサラダ」(745円)。シェアサイズなのでなかなか大きい。トマトやアボカド、ゆで卵が鮮やかで、トルティーヤシェルがお皿代わりになっていて見栄えも良い。ドレッシングは4種類の中からオリーブオイルドレッシングをチョイスした。
味はフレッシュでとても爽やか。トマトとレッシングの酸味がよく利いていて、ゆで卵やアボカド、ツナマヨなど、まったりした具材と実に好相性。トルティーヤシェルを崩しながら食べるとパリパリ食感も加わるうえに、食べごたえも抜群だ。
こちらは「ほうれん草とベーコンのバターソテー」。313円という高いコスパを誇りながら、量はかなりしっかりと入っている。2〜3人でシェアしてちょうどよさそうだ。
味はバターの風味が豊かで、ほうれん草は優しい味付けとなっている。一方、ベーコンはしっかりと塩っ気が利いているので、バランスが取れている。
ちなみに、ほうれん草は鉄分やビタミンC、βーカロテンにも優れていることでも知られる。外食やテイクアウトでは、つい炭水化物やタンパク質に偏りがちになるので、意識的に野菜系のサイドメニューもオーダーするとよさそうだ。
最後は「黒糖タピオカミルクティー」でフィニッシュ。
実は以前、某コーヒーチェーンが期間限定で発売していたタピオカミルクティーを飲んだとき、タピオカがあまりにも固くて「もう専門店以外でタピオカは飲まないほうがよさそうだ」と泣いたことがあったが、今回は我慢できずにオーダー。しかし、これが見事な出来だった。
タピオカはモチモチと柔らかく、量もしっかりと入っている。黒糖はコクがあってまろやかだし、風味も豊かである。上に乗ったクリームはさほど甘くなく、全体をクリーミーに和らげてくれる。これでお値段421円なのだから、実にお買い得である。
オーダーも簡単で、コストパフォーマンスも高く、メニューのバリエーションも豊か。何かと外食しずらくなった今、ココスのテイクアウトの魅力に気付いているかどうかで、コロナ禍のクオリティー・オブ・ライフは大きく変わりそうだ。