東日本大震災から10年を迎えた今年3月11日(25:00〜)放送の特別番組『サンドウィッチマンのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が、「第47回放送文化基金賞」のラジオ部門優秀賞を受賞した。

  • サンドウィッチマンの富澤たけし(左)と伊達みきお =ニッポン放送提供

東日本大震災から1週間、2011年3月18日(25:00〜)に放送されたオールナイトニッポンでパーソナリティを務めたサンドウィッチマン。急きょ放送されたこの特別番組は、緊急報道、ライフラインに関する情報が続いた地元・宮城県の東北放送でも放送され、被災者に寄り添った言葉を届けるべきなのか、お笑いを届けるべ きなのか迷った上で2人は放送に臨んだ。

そして、東北魂を掲げて取り組んできたサンドウィッチマンが、東日本大震災から10年を迎えた当日に再びオールナイトニッポンのパーソナリティを担当。この10年に感じたことや今の思いをダイレクトに伝えた特別番組が、「第47回放送文化基金賞」のラジオ部門優秀賞を受賞した。

放送文化基金賞は、公益財団法人 放送文化基金により、優れたテレビ、ラジオ番組や個人・グループに毎年贈られる賞で、『第47回放送文化基金賞』は2020年4月〜2021年3月の期間内に放送された番組が対象。今回、『サンドウィッチマンのオールナイトニッポン』が受賞した優秀賞は最優秀賞に次ぐ、全国で2番目の賞となる。

同番組を担当したニッポン放送の冨山雄一プロデューサーは、「番組は一夜限りの特番でしたがこの10年、ニッポン放送にてラジオ番組『サンドウィッチマンの東北魂』を担当し、東北各地の様子や東北で暮らす方々と電話をつなぎながら、 明るく楽しく声を届けてくれたサンドウィッチマンの積み重ねが今回の2時間につながったと感じております」と話している。