俳優の高橋克典が主演するテレビ朝日系ドラマシリーズ『広域警察』が24日(20:00~)、約4年ぶりに復活する。故・大杉漣さんが演じていた広域捜査課長は勝村政信が務め、高橋のバディとして大東駿介が加わる。
高橋演じる警視庁・広域捜査課に所属する刑事・東圭太が、複数の県をまたいで発生した難事件に挑む『広域警察』。シリーズ開始から節目の10作品目は、新体制で迎える。高橋は「かなり強力なメンバーになって復活できたことは、とてもうれしく思います」と喜び、勝村については「現代劇では約22年ぶりの共演になりますが、そんなことも感じもさせず、お芝居がとても安定されていてやっぱり安心感がありますね」と、大東には「がっつり一緒にお芝居、というのはこれまでなかったんです。今作で一緒にバディを組むことになりましたが、客観的に見て駿介君の捜査官としての姿がとても似合うと感じました」とメッセージを送った。
勝村演じる内藤勝彦は、広域捜査課に新たに赴任してきた捜査課長で、東の大学時代の剣道部の後輩という役どころ。「広域査課長役」は、プライベートでも仲が良かった大杉さんの後を継ぐことになる。勝村は「これが決まった時、すぐに(大杉漣さんの)奥様に連絡したのですが、とても喜んでいただけて。また、漣くんのお墓がうちの近所なので、ほぼ散歩コースになっていて、3、4日に1回はお墓参りをしているんですが、漣くんにもすぐに報告をしました」と明かす。
大東が演じるのは、東のバディとして共に捜査にあたる広域捜査課の捜査員・伊達敏。高橋について「克典さんは昔から気にかけてくださっていて、『いつか一緒にやりたいね』とも言ってくださっていたので、今回バディをやらせていただけるのは一番うれしかったですね」と歓喜。また大東は大杉さんとの縁も深く「漣さんに憧れてこの仕事を志したんです。この仕事を始めて最初のお父さん役も漣さんでした。なので、ご縁もあってこの作品に参加させていただけるのは感慨深かったです」と語った。
そのほか、広域捜査課の事務官で、世話役的存在としてチームを盛り上げる中西みどり(小川菜摘)、捜査メンバーの一員として共に事件を追い、何かと惚れやすい大内孝太郎(片岡信和)らおなじみの面々に、人気作家の事務所の社長で、事件の容疑をかけられる大多香苗(矢田亜希子)、香苗と二人三脚で歩む人気作家・新道真理(西原亜希)、内藤の妹で警察庁の事務官の内藤絵美(松井玲奈)、そして、広域捜査チームに敵意をむき出しにする横浜東警察署・刑事の根本祐作(大鶴義丹)など、豪華キャスト陣が勢揃いする。