いまどきモバイル回線のパケットを月1ギガでやり繰りしようとは、なかなかのチャレンジャーですね。おうち時間が長い現在、Wi-Fiネットワークで使うことが大半とはいえ、つい油断すると"ギガ"を消費してしまうもの。パケットを節約するにはどこに注意すべきか、設定のポイントを挙げてみましょう。
まず第1は、動画/音楽ストリーミングサービスは「コンテンツをダウンロードしてから外出する」こと。動画/音楽はデータサイズが大きく、1ギガなどあっという間です。移動時間中に再生するつもりのコンテンツを、外出前にダウンロードしておきましょう。コミックアプリも、1話につき数十ページの画像をダウンロードするわけですから、注意の対象です。
第2は、「パケットを大量消費するアプリのモバイル通信をオフにする」こと。モバイル通信を禁止すれば、そのアプリがパケットを消費することはありません。前述した動画/音楽ストリーミングサービスも、うっかり再生してしまう危険に備え、『設定』→「モバイル通信」の順に画面を開き、対象アプリのモバイル通信スイッチをオフにしておきましょう。
第3は、「テザリング利用を自粛する」こと。iPhoneで見るWEBページの多くはスマートフォン向けに最適化されていますが、それに比べPC向けのページはパケット消費量が多い傾向があります。ファイルのダウンロードやメールの送受信にも多くのパケットを消費しますし、システム常駐型プラグラムのなかには頻繁にインターネット接続するものもありますから、そもそもテザリングの利用は避けたほうがいいでしょう。
第4は、「アプリをダウンロードするときには常に確認する」こと。iOS 14の初期設定では、200メガ(0.2ギガ)以内のアプリは確認なしにダウンロードする仕様ですが、これをそのままにしておくとパケット消費量は増加します。『設定』→「モバイル通信」→「Appダウンロード」の順に画面を開き、チェックを入れる場所を「常に確認」に変更すればOKです。
ほかにもいくつかチェックポイントはありますが、まずはこの4項目を押さえましょう。うまくいけば月1ギガでやり繰りできる...かもしれませんよ?