小田急電鉄は、現役の特急ロマンスカー運転士が描いた絵本『ひとりじゃないよ』を6月14日に発売する。全ページを通じ、色鉛筆とクーピーペンシルを使った親しみやすい色彩と優しいタッチで描かれた作品となっている。

  • 絵本『ひとりじゃないよ』表紙

『ひとりじゃないよ』は、小さなこどもの心の成長と、それに寄り添うロマンスカーをテーマに、家族の絆を描いた物語。自身の誕生日なのに、妹が生まれたために両親からかまってもらえず、すねている男児「おっくん」が主人公。「おっくん」を見かねた「ロマンスカー・LSE」が彼を連れ出し、旅の中で「おっくん」は大切なことに気づいていく。

著者の小林理絵さんは絵本専門士の資格を持ち、運転士を務める傍ら、絵本の読み聞かせなどこどもたちの読書推進活動に携ってきたという。「お客さまサービスの拡充」に向けた社内のアイデアコンテストに応募し、執筆活動に取り組んだ。

A4変形(21cm×21cm)、32ページで価格1,100円。新宿・和泉多摩川と「ロマンスカーミュージアム」の「TRAINS」各店と「TRAINS」オンラインショップ、全国の書店で取り扱う。なお、発売に先立ち、6月12・13日に「ロマンスカーミュージアム」内で限定先行販売(予約制)を実施。6月12日には、著者本人が購入者に絵本を手渡しするとのこと。