映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(公開中)初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、村上虹郎、北村一輝、江口洋介、大友啓史監督が登場した。
和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。
同日に「The Final」の大ヒット舞台挨拶も行われ、そこではスーツで登場していた佐藤は間の40分ほどで和装に着替え、有村は着物姿で登場。佐藤は有村の着物姿について「似合いますね。歩き方がマスコットみたいでかわいかった」と笑顔を見せた。
有村は『るろ剣』ファン待望の巴を演じたことについて、「準備段階から衣装ひとつにしてもメイクひとつにしてもプロの皆様が練りに練って考えて下さったビジュアルがあって、その時間を共に過ごしていく中で監督やプロデューサーの方からいただいた言葉だったり、漫画原作、アニメなどの情報を咀嚼して、準備をしていきました」と振り返る。「現場に入ってから、一つ一つのシーンを確かめ合いながら感情を紡いでいって。1番大きかったのは、健さんが演じられた剣心がそばにいたこと。十分に自分の中で積み重なっていったという感じです」と語った。
一方、佐藤は舞台挨拶で語る有村を見ながら「充電が切れかかったマスコットに見えてしかたない。ちょっとむこう向いて」と指示。有村の帯を指して「これを巻きたくて仕方ないんです。これを巻いたらもうちょっと元気になるんじゃないかという思いが」と主張し、有村は「緊張していて……」と苦笑する。佐藤は「始まる前にもっとキツく(巻いておけば)」と楽しそうにしていた。
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