歴代iPhoneサイズ比較表
この記事ではiPhoneの本体サイズや重さ、画面の大きさを比較します。9月12日(米国時間)に発表されたiPhone 15シリーズをはじめ、古くはiPhone 6sまでのモデルを一覧表にまとめています。
最新のiPhone 15シリーズにおけるサイズの変化についてですが、まずiPhone 15の大きさはiPhone 14から変わっておらず、重さが1g軽くなったのみです。iPhone 15 PlusはiPhone 14 Plusに比べて幅が0.3mm細く、重さが2g軽くなりました。
前モデルとの比較では、iPhone 15 Proシリーズのほうが注目に値します。iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxとも高さと幅は0.9mmないし0.8mm、厚さは0.4mmほどスリム化が図られ、チタニウム素材の採用によって19gの軽量化を実現しました。
モデル名 | 高さ | 幅 | 厚さ | 重さ | 画面サイズ |
---|---|---|---|---|---|
iPhone 15 Pro Max | 159.9mm | 76.7mm | 8.25mm | 221g | 6.7インチ |
iPhone 15 Pro | 146.6mm | 70.6mm | 8.25mm | 187g | 6.1インチ |
iPhone 15 Plus | 160.9mm | 77.8mm | 7.80mm | 201g | 6.7インチ |
iPhone 15 | 147.6mm | 71.6mm | 7.80mm | 171g | 6.1インチ |
iPhone 14 Pro Max | 160.7mm | 77.6mm | 7.85mm | 240g | 6.7インチ |
iPhone 14 Pro | 147.5mm | 71.5mm | 7.85mm | 206g | 6.1インチ |
iPhone 14 Plus | 160.8mm | 78.1mm | 7.80mm | 203g | 6.7インチ |
iPhone 14 | 146.7mm | 71.5mm | 7.80mm | 172g | 6.1インチ |
iPhone SE (第3世代) |
138.4mm | 67.3mm | 7.3mm | 144g | 4.7インチ |
iPhone 13 Pro Max | 160.8mm | 78.1mm | 7.65mm | 238g | 6.7インチ |
iPhone 13 Pro | 146.7mm | 71.5mm | 7.65mm | 203g | 6.1インチ |
iPhone 13 | 146.7mm | 71.5mm | 7.65mm | 173g | 6.1インチ |
iPhone 13 mini | 131.5mm | 64.2mm | 7.65mm | 140g | 5.4インチ |
iPhone 12 Pro Max | 160.8mm | 78.1mm | 7.4mm | 226g | 6.7インチ |
iPhone 12 Pro | 146.7mm | 71.5mm | 7.4mm | 187g | 6.1インチ |
iPhone 12 | 146.7mm | 71.5mm | 7.4mm | 162g | 6.1インチ |
iPhone 12 mini | 131.5mm | 64.2mm | 7.4mm | 133g | 5.4インチ |
iPhone 11 Pro Max | 158.0mm | 77.8mm | 8.1mm | 226g | 6.5インチ |
iPhone 11 Pro | 144.0mm | 71.4mm | 8.1mm | 188g | 5.8インチ |
iPhone 11 | 150.9mm | 75.7mm | 8.3mm | 194g | 6.1インチ |
iPhone SE (第2世代) |
138.4mm | 67.3mm | 7.3mm | 148g | 4.7インチ |
iPhone XS Max | 157.5mm | 77.4mm | 7.7mm | 208g | 6.5インチ |
iPhone XS | 143.6mm | 70.9mm | 7.7mm | 177g | 5.8インチ |
iPhone XR | 150.9mm | 75.7mm | 8.3mm | 194g | 6.1インチ |
iPhone X | 143.6mm | 70.9mm | 7.7mm | 174g | 5.8インチ |
iPhone 8 Plus | 158.4mm | 78.1mm | 7.5mm | 202g | 5.5インチ |
iPhone 8 | 138.4mm | 67.3mm | 7.3mm | 148g | 4.7インチ |
iPhone 7 Plus | 158.2mm | 77.9mm | 6.3mm | 188g | 5.5インチ |
iPhone 7 | 138.3mm | 67.1mm | 7.1mm | 138g | 4.7インチ |
iPhone 7 Plus | 158.2mm | 77.9mm | 6.3mm | 188g | 5.5インチ |
iPhone 7 | 138.3mm | 67.1mm | 7.1mm | 138g | 4.7インチ |
iPhone SE (第1世代) |
123.8mm | 58.6mm | 7.6mm | 113g | 4インチ |
iPhone 6s Plus | 158.2mm | 77.9mm | 7.3mm | 192g | 5.5インチ |
iPhone 6s | 138.3mm | 67.1mm | 7.1mm | 143g | 4.7インチ |
歴代iPhoneのバッテリー容量や駆動時間の比較は、下記の関連記事をご参照ください。
歴代iPhoneのサイズと特徴を振り返る
ここからは歴代iPhoneの特徴についてサイズだけではなく機能面も含めて振り返ります。iPhone 15シリーズについても後日追記する予定です。
2021年:iPhone 13シリーズ
iPhone 13シリーズは、iPhone 12シリーズのデザインをほぼ踏襲しながら、全般的に機能がアップデートされました。カメラ性能は同じ12MPですが、イメージセンサーを大型化したことで、画素一つひとつの受光量が増加。暗い場所でもノイズのより少ない鮮明な写真を撮影できます。
動画撮影機能には、新たに「シネマティックモード」を搭載。映画撮影の技法を学習したAIが自動で被写体の動きにピントを合わせたり、目線に応じた「ピント送り」を再現。撮影後にピント位置を変えることも可能です。
また、バッテリー性能も向上して歴代iPhone最長の駆動時間に。iPhone12シリーズに比べてiPhone 13と13 Pro Maxは2.5時間、13 miniと13 Proは1.5時間延長されています。本体の幅や高さ12シリーズと同じですが、厚みと重さがわずかに増加しています。
2020年:iPhone 12シリーズ
iPhone 12シリーズは、iPhoneシリーズとして初めて5G通信に対応。また、側面がフラットなフォルムになったのはiPhone 5s以来のことです。磁石でアクセサリを吸着できる「MagSafe」を初めて搭載し、対応の充電器やカードウォレットなども登場しました。フットプリント(接地面積)はiPhone 11シリーズとあまり変わりませんが、側面がラウンドフォルムの11シリーズと比べると、手にした際に指の届く範囲が少し狭くなります。
iPhone 12 Pro Maxの画面サイズ6.7インチは、iPhone 11 Pro Max(6.5インチ)を超えて歴代iPhoneの中で最大サイズです。また、小型ボディの「mini」モデルが初登場。iPhone SE(第2世代)よりも小さなボディに、より大きな画面を搭載しています。
下の写真は、Apple公式サイトのiPhone 12のページにかつて掲載されていたものです。正面から見た幅と高さは、iPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズとも同じ数値です。iPhone 6以降の全モデルを一気に比較できるので、併せて参考にしてください。
2019年:iPhone 11シリーズ/iPhone SE(第2世代)
iPhone 11シリーズでは、トリプルカメラを搭載した「Pro」モデルが初登場。望遠レンズが使えるようになったことで、カメラの表現力がアップしました。その分重さが増え、iPhone 11 Pro Maxはそれまで最も重かったiPhone XS Maxの208gを大きく塗り替える226gとなりました。
iPhone 11 Pro Maxはこの他、OLED搭載、ステンレスボディ、渋めのカラーで玄人路線を演出。一方のiPhone 11は、デュアルカメラ、LCD搭載で価格を抑え、カラーも明るく柔らかな6色をラインアップ。フレンドリーさを演出するスタンダードモデルでした。iPhone 11は、iPhone 12シリーズ発売以降もApple公式サイトで継続販売されています。
2018年:iPhone XSシリーズ/iPhone XR
Face IDが搭載されてから2世代目のiPhone XSシリーズ。それまでの「Plus」モデルを超える6.5インチの「Max」モデルが初めて登場しました。また、iPhoneシリーズとして初めて容量512GBモデルがラインアップされました。その他のスペックはXシリーズからのマイナーアップデートに留まりました。
iPhone XRは、LCD(液晶ディスプレイ)、シングルカメラ搭載で、XSよりも価格を抑えたスタンダードモデル。iPhone 12シリーズ発売以降も、Apple公式サイトで継続販売されています。
2017年:iPhone 8シリーズ/iPhone X
iPhone史上初のFace ID搭載モデルとなるiPhone Xが登場。ホームボタンが廃止され、イン側カメラを上部のノッチ(切り欠き)に収めることで、これまで以上の大画面を実現しました。また、OLED(有機ELディスプレイ)が初めて搭載されたのもiPhone Xでした。
同時に発表されたiPhone 8から、「9」をスキップして「X(テン)」と名付けられ、世代の転換が示されました。これ以降、iPhone SE(第2世代)を除いてTouch IDモデルは発表されていません。
そのiPhone 8は、初めてNeural Engineを搭載した「A11 Bionic」チップ搭載し、処理能力はiPhone Xと同等のスペックを備えていましたが、あまり注目されることはありませんでした。
2016年:iPhone 7シリーズ
日本国内で初めてApple Payを使用できるようになったのがiPhone 7シリーズでした。また、iPhoneシリーズとして初めて耐水性能に対応しました。
前モデルのiPhone 6sと比べると、サイズは同じですが軽量化され、チップ性能、ディスプレイ性能、バッテリー性能などが向上しています。最新版のiOS 14.5にも対応し、iPhone 6sシリーズやiPhone SE(第1世代)ともども、ギリギリ現役で使用できるモデルとなっています(記事執筆時点)。