Twitterに2要素認証(2段階認証)でログインするときや、アカウントに関する手続きに要求される認証コード。登録した電話番号にSMSで送られてくるものですが、受信できないときはどう対応すれば……。この記事では、認証コードが届かない場合の対処法について解説します。

Twitterの認証コードとは?

Twitterで認証コードの入力が必要とされるのは、2要素認証でログインするとき。また、アカウントがなんらかの原因でロックされ、そのロックを解除するために認証コードを要求されることもあります。

認証コードは数字6桁もしくは英数字8桁。アカウント情報として登録した電話番号にSMSで届くように設定しているユーザーが多いでしょう。

  • Twitterの認証コードは、このようにSMSに送られてきます。詳しくは後述しますが、SMSではなく認証アプリで受け取ることも可能です

Twitterの2要素認証の設定方法

2要素認証とは、ログイン時に通常のIDとパスワード入力に加え、都度発行される認証コードの入力を求めることでセキュリティを強化する仕組みです。本人確認がよりシビアになるため、アカウントへの不正ログイン防止に効果的です。

Twitterのログインに2要素認証を適用するには、以下の手順で設定します。今回はiPhone(iOS)版のTwitterアプリを使用していますが、Androidスマホでも同様です。設定作業の最後にTwitterから発行される「バックアップコード」は、認証コードを受信できないときにその代わりとして使用できる大事な情報です。できるだけ安全な方法でしっかり保管しておきましょう。

  • Twitterの2要素認証の設定方法1

    【1】ホーム画面左上の三本線ボタンをタップします

  • Twitterの2要素認証の設定方法2

    【2】「設定とプライバシー」をタップします

  • Twitterの2要素認証の設定方法3

    【3】「アカウント」をタップします

  • Twitterの2要素認証の設定方法4

    【4】「セキュリティ」をタップします

  • Twitterの2要素認証の設定方法5

    【5】「2要素認証」をタップします

  • Twitterの2要素認証の設定方法6

    【6】認証コードの受け取り方を選択します。今回は「ショートメール」をオンにしてSMSに届くよう設定しました

  • Twitterの2要素認証の設定方法7

    【7】「ショートメール」の場合、パスワードに続いて、電話番号の入力が求められます。入力したら「次へ」をタップします

  • Twitterの2要素認証の設定方法8

    【8】スマホのSMSに届いた認証コードを入力し、「次へ」をタップします

  • Twitterの2要素認証の設定方法9

    【9】認証コードを受信できない場合に使用できる「バックアップコード」が発行されます。大事な情報なので、しっかり保管しておきましょう

Twitterの認証コードがSMSで届かない原因

2要素認証の設定途中(上記の手順【7】)で認証コードがSMSに届かない……。あるいは、2要素認証の設定を完了したのに、次のログイン時に認証コードがSMSに届かない……。そんな場合に考えられる5つの代表的な原因を紹介します。

電話番号の入力ミス

真っ先に考えられる原因は電話番号の入力ミスです。登録時に自分の番号を間違えて入力していると、当然ながら自身の元に認証コードは届かず、誤入力した他人の番号に「間違えSMS」が届いてしまいます。

「国番号」を「+81日本」以外に誤って登録した可能性も考えられます。もう一度、国番号と自身の携帯電話番号をしっかり確認して2要素認証の設定をやり直しましょう。

なお、国番号がついているため、「090」「080」の頭の「0」が不要という説もみかけますが、筆者が実際に試したところ、携帯番号先頭の「0」を入力しても「確認コードは +81 90-xxxx-xxxxに送信されます」とのメッセージが表示され、国際SMSを受信できるよう登録されました。

SMSの受信拒否設定

SMSの受信拒否設定に、Twitterが認証コードを発行する電話番号があてはまっている……。これも認証コードのSMSが届かない原因の一つです。とくに通信キャリアのサービスを利用して、迷惑SMSや海外発信のSMSを一括拒否している場合はその設定を解除するか、SMS以外の手段で認証コードを受け取ることを検討しましょう。

MNPと国際SMSの相性

MNP(ナンバーポータビリティ)で通信キャリアを乗り換えると、国際SMSの送受信ができなくなる場合があります。Twitterが認証コードを国際SMSで送っていれば、これが原因となっている可能性があります。ちなみに筆者は過去に3回、MNPを利用して通信事業者を乗り換えていますが、TwitterからのSMSは問題なく届いています。

Twitterの不具合

2要素認証の設定や自分のスマホに何も原因がない場合は、Twitterにシステムトラブルなどの不具合が起こっている可能性があります。「Twitter トラブル」などで検索して情報を収集しつつ復旧を待ちましょう。

キャリアの不具合

通信キャリアやWi-Fi回線に不具合が起こっている可能性もあります。キャリアの公式サイトなどで通信障害が発生していないか確認しましょう。

Twitterの認証コードがSMSで届かないときの対処法

では、SMSで認証コードが届かないときにはどのように対処すればよいのでしょうか。具体的な方法について紹介します。

少なくとも2分は待つ

すぐ届くイメージのあるSMSですが、相手が送信してから自分の端末が受信するまでに時間がかかる場合があります。短時間で「届かない」と判断せず、少なくとも2分程度は待ってみましょう。

SMSの受信拒否設定を解除する

SMSの受信拒否設定をしていると、TwitterからのSMSが届かない場合があります。iPhoneやAndroidスマホのメッセージアプリで着信拒否番号を個別に設定している場合は、その中から該当する番号を探すのが困難(実質不可能)なので、後述する認証アプリで受け取る方法に変更することをおすすめします。

通信キャリアのSMS拒否設定サービスを使って、SMSの一括受信拒否をしている場合は、一時的に設定を解除してTwitterからの認証コードを受け取れるか試す手があります。解除する方法はドコモ、au、ソフトバンク各社で異なりますので、下記のリンクを参考にお試しください。

一時的に他の電話番号を使う

MNPが原因で認証コードが届かないと考えられる場合、MNPをしていない家族のスマホなどを借りてSMSの受信を試みるのも手です。もし届いたらMNPが原因でSMSが届かない状態になっているため、認証アプリで受信することを検討しましょう。

(2021年7月8日訂正)そもそも認証コードが届かずログインできない状態であれば、認証コードを受け取る電話番号を変更することは不可能です。「一時的に他の電話番号を使う」という上記の説明は誤りでした。お詫びして取り消します。

スマホを再起動、Twitterアプリを最新にアップデート

スマホ端末自体やTwitterアプリに不具合が起きている可能性もあります。端末を再起動したり、Twitterアプリを最新版に更新できないか試してみましょう。

Twitterのヘルプセンターに問い合わせる

すべての対処法を試しても問題が解決できず、ログイン時の2要素認証ができない場合は、Twitter ヘルプセンターの「アカウントにアクセスする際に問題が生じている」に問い合わせましょう。

  • Twitterのヘルプセンターに問い合わせる1

    【1】Twitterヘルプセンターのフォームにアクセスし、①「自分のTwitterアカウントを復活させたい」、②「2要素認証(2FA)コードの受信で問題が起きている」をそれぞれ選択します

  • Twitterのヘルプセンターに問い合わせる2

    【2】①「発生している問題に関する説明」の部分には、SMSに認証コードが届かない状況を詳しく記述し、②「送信」をタップして問い合わせ完了です

次のページでは、SMSを使わずに認証コードを受け取る方法を紹介します。