シンガーソングライターの石崎ひゅーいが、きょう3日放送のテレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長 season5』(毎週木曜20:00~)でミステリー作品に初出演する。

  • 石崎ひゅーい(中央)と『警視庁・捜査一課長 season5』キャスト陣=テレビ朝日提供

石崎が書き下ろした同作の主題歌「アヤメ」は、デモ版を聴いたスタッフが、感動のあまり初回2時間スペシャルの結末を修正したほど、ドラマの世界観と深く共鳴したミディアムバラード。石崎が5月7日に行ったYouTube LIVE「アヤメ色の夜明け」では、大岩一課長(内藤剛志)の自宅セットから生配信&大岩の愛猫・ビビもLIVEにお邪魔する……というコラボも実現し、これまでドラマとの“縁”を深めてきた。

そんな石崎が、満を持してドラマ本編に出演。これまでも映画やドラマなど数々の映像作品に参加し、俳優としても存在感を放ってきた石崎だが、ミステリー作品は今回が初挑戦となる。

第8話では「クイズ王」として活躍する商社マンが、謎の問題カードを手にした遺体となって見つかる事件が発生。大岩たちが殺人事件&クイズの“謎解き”に挑む、という波乱の物語が展開する。

捜査員たちから2度も聞き込みを受けることになるのが、石崎演じる、アルバイトの書店員でありミュージシャンでもある謎の男・日向石雄(ひゅうが いしお)。石崎はどこか不気味さを漂わせるキャラクターを怪しく熱演し、強烈な印象を残している。

劇中ではストリートライブのシーンもあり、アコースティックギター片手に「アヤメ」の弾き語りを披露。エモーショナルな歌声にキャストもスタッフも思わず引き込まれ、監督が「カット!」の声をかけるのがついつい遅くなってしまったようだ。

■石崎ひゅーい(日向石雄 役)コメント

――ドラマ主題歌『アヤメ』とドラマのコラボをどう受け止めているか。

歌の内容が脚本や演出に反映されているのを見て、深く感動しました。捜査一課長、10周年。そんな素敵なタイミングで曲を書かせていただけたこと、本当に感謝でいっぱいです。

――出演オファーを受けたときの心境は。

久々の演技になるので、多少不安があったのですが、大岩一課長と共演できるのが楽しみで仕方なかったです。

――役柄に込めたウラ設定や撮影エピソードは。

現場で監督さんとも話して、“怪しさ”を意識しながら演じました。本番前やカットの後、内藤さんとめちゃくちゃ喋りました。セリフを忘れるくらい喋り続けていました(笑)。

――ドラマの現場で歌った感想は。

“路上で歌う”というシーンだったので、アルバイトをしながら路上で歌っていた頃の自分を思い出して、胸が熱くなりました。

――現場の雰囲気は。

みなさん本当にあたたかくて、ミステリーとは思えないほど明るい現場でした。不思議と実家に帰って来たような、そんな気持ちになりました。

内藤さんとは、音楽の話をずっとしていました。ボブ・ディランやトム・ウェイツ、デヴィッド・ボウイの話。それから内藤さんが持っている高いマーチンのギターをいずれ譲っていただけるかもしれない権利を獲得しました(笑)。

塙さんとは、寄席やライブの今の運営の難しさみたいなお話をさせていただきました。

――視聴者へメッセージを。

初めてミステリーに挑戦しました。僕が犯人かもしれません。劇中で歌う『アヤメ』もぜひ楽しみにしていてください。