アニメ映画『さよなら私のクラマー ファーストタッチ』(6月11日公開)の完成記念イベントが2日、東京・丸の内TOEIで開催され、お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之、アイドルグループ・日向坂46の影山優佳、声優の島袋美由利、声優で歌手の小林愛香が登壇した。
同作は『四月は君の嘘』の新川直司氏による青春ストーリー。子どもの頃から男子と共にサッカーを続けてきた主人公・恩田希の、男子サッカー部で苦闘する中学生時代を描く。
冒頭のあいさつで矢部は「ライバルは『漁港の肉子ちゃん』です」と高らかに宣言。明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画も11日に公開されることにふれ「公開日が同日なので、“ファーストタッチ”が大事ということでね」と映画タイトルにかけてアピールした。
同作の応援隊長を務めると同時に、声優初挑戦を果たした矢部は「気をつかっていただいて……」と恐縮。オファーを受けてから「声優さんはすごいな、この仕事は本当に大変だぞ」と気合を入れて臨むも、セリフは2、3つだったためわずか5分で終わったことを明かす。
また、声の出し方について「僕は、テイク1が“落としめ(トーンを落とす)”、テイク2が“張りめ(声を張る)”しかないんです。テイク1でNGが出たらテイク2で、と考えていたんですけど、全部テイク1でOKが出ました。諦められてるのかな(笑)」と振り返った。
最後に作品の魅力を「ちびっこたちは『あぁなりたい』と思えて、お父さんやお母さんも『懐かしいな』と振り返ることのできる映画。友情や夢を描いている作品でサッカーをしたことのない人も楽しめるので、ぜひご覧いただきたい」と語り、取材陣へ向け「可能であれば『漁港の肉子ちゃん』より宣伝に力を入れて頂きたいなと」と笑いを誘った。
(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会