ビズヒッツは6月1日、「年収300万円台の職業に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2021年4月18~26日、調査対象は年収300万円台の有職者、有効回答は500人。
年収300万円台の職業、1位「事務・管理部門」
現在の職業を尋ねると、最も多かったのは一般事務や経理事務などの「事務・管理部門」(113人)。2位は接客業などの「サービス・飲食・販売職」(75人)、3位は製造職や職人などの「技能工」(54人)だった。
以下、4位「営業職」(53人)、5位「医療系専門職」(34人)、6位「福祉系専門職」(26人)、7位「教育・保育・公務員」(24人)、8位「自営業・フリーランス」(18人)、9位「物流・ドライバー」(17人)、10位「クリエイティブ職」(16人)と続いた。寄せられた職業は多岐にわたり、全体的に回答はばらける結果となった。
現在の年収への満足度を聞くと、男性では「満足・やや満足」との回答は31.1%にとどまり、「不満・やや不満」が68.9%に上った。一方、女性でも「満足・やや満足」と答えた人は4割未満の39.4%となり、「不満・やや不満」が60.6%を占めた。不満に思っている人からは、「仕事と収入が見合わない」「同世代の平均年収より少ないと思う」「昇給しない」といった理由が寄せられた。
現在、「転職活動中」または「転職を考えている」と答えた割合は、男性60.1%、女性56.3%で、男女ともに半数を超えた。回答者からは、「収入をあげて生活スタイルを変えたい」「自分のスキル・働きならもっと評価されてもいいはず」「結婚や子育てを考えると明らかに収入が足りないから」などの声が挙げられた。