ニコンは6月2日、ニコンZマウントのフルサイズミラーレスカメラに対応した中望遠マイクロレンズ「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」を発表しました。Zシリーズでは初となるマクロレンズ。Fマウントのマクロレンズ「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED」を上回る描写性能に仕上げつつ、重量を約16%軽量化したとしています。

希望小売価格は144,320円。発売は6月25日。予約は6月4日10時から受け付けます。

  • ニコンZマウント初のマクロレンズ「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」が登場。一眼レフ用の105mmマクロを上回る描写性能に仕上げつつ、重量を約16%軽量化したのがポイント。希望小売価格も14万円台と手ごろ

ニコンでは定番ともいえる105mmの中望遠マクロレンズ。最短撮影距離は0.29m、最大撮影倍率は1.0倍で、等倍のマクロ撮影からポートレート、風景撮影まで幅広いシーンで使えます。

  • S-Lineのエンブレムが一新された

「S-Line」に属しており、描写性能を高めるさまざまな工夫が凝らされています。非球面レンズ1枚、EDレンズ3枚を採用しつつ、フォーカスレンズ群の位置を高精度に制御する「マルチフォーカス方式」を採用し、色収差を徹底的に抑制。さらに、ニコン独自のナノクリスタルコートやアルネオコートでゴーストやフレアを低減しています。4.5段分相当の補正効果を持つレンズ内手ぶれ補正機構(VR)や、スムーズなピント合わせができるステッピングモーターも搭載します。

レンズは防塵防滴構造。外装は高級感を追求した新デザインを採用しつつ、S-Lineのエンブレムも一新しています。マウント側に搭載したコントロールリングにより、絞り値や露出補正などの機能が割り当てられます。最大径は85mm、長さは140mmで、重さは約630g。フィルター径は62mm。

  • Z 7 IIに装着したところ