ソフトバンクは、企業や自治体など、社会全体で5G(第5世代移動通信システム)の活用を加速させることを目指して「ソフトバンク5Gコンソーシアム」を設立し、6月1日から「5Gコンソーシアム会員」を募集する。
ソフトバンク5Gコンソーシアムは、ソフトバンクとさまざまな領域の事業会社や5G関連パートナー、外部有識者などが連携して、各業界の課題を解決する5Gソリューションの実証実験と、商用化に向けた開発に取り組み、5Gの社会実装の加速を目指すもの。2019年2月14日に設立した法人パートナープログラム「ONE SHIP(ワンシップ)」内に設立する。
コンソーシアムは、「ワーキンググループ」と「5Gコンソーシアム会員」の2つで構成。ワーキンググループには、さまざまな領域の事業会社や5G関連パートナーがメンバーとして参加するほか、アドバイザー(外部有識者)が協力し、それぞれの知見を生かして実証実験などを推進する。具体的には、5つの重点テーマのワーキンググループを設置し、実証実験などを通して5G活用のモデルケースを作り、その領域全体に展開できるソリューションの開発・商用化に取り組んでいく。設立当初のテーマは、5Gを活用するニーズが特に高いと考えられる「製造」「運輸」「建設」「医療」「スマートシティ」の5つ。
5Gの導入を検討する企業や自治体などが加入する「5Gコンソーシアム会員」は、ワーキンググループの最新情報を受け取れるほか、各種イベントへの参加が可能で、5Gの利用に関する理解を深めることができるという。会員費は無料。一部のワーキンググループへ参加する場合、別途、事前審査が必要。