NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは、電話リレーサービスの開始に伴い、2021年7月利用分から固定通信や移動通信の契約をしているユーザーに対して電話リレーサービス料を請求する。
電話リレーサービスは、手話通訳者などがオペレータとして聴覚や発話に障がいのある方による手話・文字を通訳し、電話をかけることにより、聴覚や発話に障がいのある人と意思疎通を仲介するサービス。「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律」に基づいて制度化されたサービスで、総務大臣から指定された電話リレーサービス提供機関が電話リレーサービスを提供するために必要な費用を、電話提供事業者が対象の電話番号数に応じて負担することが義務付けられており、電話リレーサービス支援機関を通して電話リレーサービス提供機関に交付金として交付することで、公共インフラとしてサービスを維持する。
各電話会社は、電話番号の使用数に応じてユーザーから請求。2021年7月から2022年1月まで適用される番号単価は1.1円/月。2022年2月~3月は0円。2022年度に適用される番号単価は、2022年2月頃に再度見直される予定だ。
ソフトバンクのシンプルスタイルの場合は、ユニバーサルサービス料と合算請求として、2021年7月7日から2022年3月31日までリチャージ時に3円徴収される。