アイスタットはこのほど、「コロナ太りに関する調査」の結果を発表した。同調査は5月18日、セルフ型アンケートツール「Freeasy」に登録している30~59歳、有職者、東京・大阪に居住している会員300人を対象にインターネットで実施された。
コロナ禍以前(最近1年間)と比較して体重の増減を尋ねたところ、48.7%が「ほとんど変わらない」と答えた。「増えた」と回答した人は合計で41.3%、「減った」は合計して10.0%となっている。
最近1年間の体重増減は、コロナ禍での外出自粛に伴う在宅時間増加が影響しているか尋ねると、46.7%が「影響している」、53.3%が「影響していない」と答えた。コロナ禍が影響して体重が増えたと回答した割合を見ると、全体の35.3%を占めた。コロナ禍が影響していると回答した人の体重増減を見ると、体重の増加量が大きい人ほど、コロナ禍が影響している傾向が見られた。
何らかの運動を定期的に行っているか聞くと、46.3%が「ほとんど行っていない」と答えた。10.7%は「週に1日未満(気が向いた時)」と答えている。コロナ太り有無との関連を見ると、定期的な運動を「週3日以上から毎日」行っていると答えた人は、「コロナ太りでない」の割合の方が多かった。一方、「週1~2日」「気がむいた時」に運動をしている人は、コロナ太りした人の割合の方が多くなっている。
コロナ禍での外出自粛に伴う在宅時間増加によって食生活に変化があったか尋ねると、「変化があった」と答えた人は「コロナ太り」の割合が高かった。「コロナ太り」した人は「そうでない」人よりも、「食品摂取の偏り、バランスが悪くなった」(差分29.1%)、「間食をとる機会が増えた」(同20.1%)と回答した人が多い。
コロナ禍での外出自粛に伴う在宅時間増加によって気を付けていることを聞き、コロナ太り有無との関連性について調べた。その結果「特に何もしていない」「規則正しい生活を心掛けている」と回答した人は、「コロナ太りではない」の割合が高かった。
「コロナ太り」した人と「そうでない」人との主な違いは、差分より「アプリやウェブで健康状態を記録する」(11.4%)、「定期的に体重を測定し記録する」(9.8%)となっており、コロナ太りをした人ほど、記録をして気を付けていることがわかった。
最近1カ月間のテレワークの実施状況を尋ねたところ、60.7%が「実施していない」と答えた。コロナ太り有無別に見ると、テレワークを実施していると答えた人は、コロナ太りの割合が多かった。
肥満がある人が新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいことを知っているか聞くと、39.7%が「知らなかった」と答えた。「なんとなく知っていた」は32.3%、「知っていた」は28.0%だった。