プラネックスコミュニケーションズは5月28日、かんたんネットワークカメラ「スマカメ」シリーズの新製品「スマカメ Professional LTE 180」(型番:CS-QS51-LTE)を発表した。6月上旬から発売し、価格はオープン。店頭予想価格は46,200円。
「スマカメ Professional LTE 180」は、LTEでの通信に対応したWebカメラ。市販のSIMカードを挿入することで、Wi-Fi環境のない場所でもアプリから映像を確認できる。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」での動作を確認済み。データ通信量の目安は、動きが大きな映像かつ最高画質(フルHD)で24時間再生(常時監視)した場合326GB/月となるが、動きの少ない映像かつ最高画質で1日3分の映像確認なら0.17GBほどに抑えられるという。
左右175度の超広角パノラマ映像を撮影でき、カメラのほぼ真横にある被写体も映すことが可能。背面同士を合わせて2台設置することで、空間の映像をほぼ360度映せるとしている。カメラ本体にはマイクとスピーカーを内蔵。カメラ周辺の音声を確認できるほか、離れた場所からの声かけも行える。
CMOSセンサーはソニー製「IMX323」を搭載。月明かりや街路灯などわずかな光があれば、夜間でも赤外線照射なくカラー撮影できるほか、赤外線照明も搭載する。室内からガラス窓越しに屋外を撮影する場合でも、ガラスの反射に邪魔されずに窓越しに暗所を監視できるローライトモードを備える。
機能面では、映像に動きがあったときmicroSDカードへ自動録画したり、専用アプリに通知したりする動体検知機能を搭載。また、microSDカードの容量がいっぱいになると上書き録画する機能も備える。
防水・防塵の保護等級IP65に準拠し、屋外への設置にも対応。有線LANのケーブルは本体から引き出されており、屋外用LANケーブルと防水テープの併用により防水接続が可能。電源用のmicroUSBコネクタも防水タイプを採用した。
主な仕様は、本体サイズがW80×D50×H105mm(本体のみ)、アンテナ部が約161mm、ケーブル部が約285mm。重さが約206g(ACアダプタ含まず)。
レンズがf:1.45mm、F:2.0、画角が175度(対角)、80度(垂直)、175度(水平)、絞りは固定、最短撮影距離は10cm。最大解像度がフルHD 1080p(1,920×1,080ドット)。
画像圧縮方式(動画)はH.265、画像圧縮方式(静止画)はPNG。LTEの通信速度は下り最大100Mbps/上り最大50Mbps。LTE対応バンドはB1、B3、B8、B18、B19、B41。SIMカード形状はmicroSIM。有線LAN10BASE-T/100BASE-TX準拠で、ポート数は1。