映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の主題歌を務めるONE OK ROCK・Takaのスペシャルインタビュー映像が28日、公開された。

  • 左からTaka、佐藤健、大友啓史監督

    左からTaka、佐藤健、大友啓史監督

和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。

27日に行われたYouTube Livestreamにて、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の為に書き下ろした主題歌「Broken Heart of Gold」をニューシングルとして、きょう28日0時(日本時間)にサプライズリリースすることを発表したONE OK ROCK。『るろうに剣心』シリーズへの感謝、そして盟友である佐藤健への想い、佐藤が10年間演じてきた緋村剣心の心情や人間性など、『るろうに剣心』と共に歩んできた10年間の全てを主題歌に込めているという。

スペシャルコメント映像では、Takaが並々ならぬ想いを語る様子が映し出されており、『The Beginning』について「圧倒的に一番好きです。この好きな自分の映画に、自分たちが作った曲のタイトルを入れていただくという監督の愛を感じました」と表し、1作目の主題歌「The Beginning」とシリーズ完結作の本作のタイトルが同じになっていることへの感謝も口にした。

しかし、本作の楽曲制作についてTakaは「僕らがやらない方がいいんじゃないかという所まで一回いきました」と相当な重圧があったことを吐露。そんなTakaに対し佐藤から「それはありえない」と言われていたことを明かし、2人の強固な信頼関係を感じるエピソードが語られた。盟友である佐藤に対して「健にしか出来なかったなと、この映画を観る度にすごい感じるんですよね。求められるアクションのクオリティもどんどん上がっていって、相当しんどかったと思います」と、10年間緋村剣心を演じ続けてきたことへのリスペクトも。「『るろうに剣心』の新作が出る度に、新しいチャレンジをしている段階なんですよ『ONE OK ROCK』って」と、常に高みを目指し、伝説を築き上げてきた『るろうに剣心』と「ONE OK ROCK」の関係性についても語っている。

主題歌に込めた想いについては「時代を変えるために前に突き進んでいく、そのため剣を振るって相手を倒していく。圧倒的に孤独であって、優しさも寂しさも持ち合わせている。そんな剣心自身の人間性にフォーカスを当てて、今のバンドとしての向いている方向性みたいのものをリンクさせながら曲を作っていきました」と緋村剣心の抱える想い、そして“ONE OK ROCK”というバンドの想いが一つになって出来上がった楽曲だと胸を張った。

また、30日にはトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系 毎週日曜7:00〜)にて、『るろうに剣心』シリーズの10年間で初となる、主演:佐藤健、シリーズ全ての主題歌を担当したTaka、そしてメガホンをとった大友啓史監督による鼎談が放送される。Takaの地上波のトーク番組の出演は、『るろうに剣心』シリーズ史上を含め初めて実現し、貴重な鼎談となっている。それぞれの子ども時代や、エンターテインメントの道に進んだきっかけ、プライベートに関する話題など、幅広いテーマで語り合う。