Acerは、CPUにTiger Lake Hプロセッサを採用するクリエイター向けノートPC「ConceptD」シリーズの新モデルを発表した。
ConceptD 5・Concept D 5 Pro
ConceptD 5・Concept D 5 Proは、アスペクト比16:10で3K(3,072×1,920ドット)表示対応の16型ディスプレイを搭載するクリエイター向けノートPC。ディスプレイはDCI-P3カバー率100%、Delta E 2未満の広色域表示に対応し、PANTONE認証も取得。狭額ベゼル仕様で、ディスプレイ占有率は87%に達している。
CPUには第11世代 Core Hプロセッサを採用。ディスクリートGPUは、ConceptD 5はGeForce RTX 3060、ConceptD 5 ProはRTX AnpereシリーズのRTX A5000またはRTX A3000となる。また、空冷ファンとして第5世代AeroBlade 3D Fan×3基を用いる高性能冷却システムでCPUとGPUを冷却し、常に最大限のパフォーマンスが引き出されるという。
メモリはDDR4 3200を最大64GB、内蔵ストレージはPCIe Gen4 SSDを最大2TB搭載。SSDはRAID 0構成にも対応する。キーボードは静音仕様で、タッチパッドは6インチCorning Gorilla Glassで滑らかな操作性。生体認証機能はWindows Hello対応の指紋認証センサー。ポート類は、Thunderbolt 4×2、HDMI 2.1、SDカードリーダーなど。北米での発売時期は2021年8月を予定しており、価格は1999.99ドルから。
ConceptD 7 Ezel
ConceptD 7 Ezelは、独自ヒンジのEzelヒンジを持つConceptDシリーズのフラッグシップ。CPUにCore i7-11800H、ディスクリートGPUにGeForce RTX 3080を搭載して高い性能を発揮。上位モデルのConceptD 7 Ezel Proでは、CPUにXeon W-11955M、ディスクリートGPUにRTX A5000またはRTX A3000を搭載する。
ディスプレイは4K表示対応の15.6型液晶で、Adobe RGBカバー率100%、Delta E 2未満、PANTONE認証取得と、プロレベルの表示能力。独自のEzelヒンジによって、クラムシェルスタイルやタブレットスタイルなど、様々な形状で使える。ディスプレイ表面にはタッチパネルを備え、ワコムのEMRタッチペンに対応する。
メモリはDDR4を最大32GB、内蔵ストレージは2TBのPCIe SSDを搭載可能。外部ポートはThunderbolt 4を2ポートなど。北米での発売時期は2021年10月を予定しており、価格は2499ドルから。
ConceptD 3・ConceptD 3 Ezel
ConceptD 3は14型クラムシェルモデル、ConceptD 3 EzelはEzelヒンジ採用の14型モデル。ディスプレイヒンジの仕様は異なるが、それ以外の仕様はほぼ同じだ。
CPUは第11世代Core Hプロセッサ、ディスクリートGPUはGeForce RTX 3050Ti。双方ともProモデルが用意され、そちらではCPUにCore i7、ディスクリートGPUにNVIDIA T1200を搭載する。内蔵ストレージはPCIe Gen4 SSDだ。
ディスプレイはフルHD表示対応の14型液晶で、sRGBカバー率100%の広色域表示に対応、PANTONE認証も取得している。Ezelヒンジ採用のConceptD 3 Ezelは、タッチ操作およびAESペン入力をサポート。北米での発売時期は、ConceptD 3が2021年9月を予定しており、価格は1299ドルから。ConceptD 3 Ezelは2021年12月の予定、価格は1599.99ドルから。