Acerは5月27日、グローバルプレスカンファレンス「next@acer」を開催し、ビジネス向けモバイルノートPC新モデルとなる「TravelMate P6」シリーズを発表した。クラムシェルモデルの「TravelMate P6」と、ディスプレイが360°開閉するコンバーチブル2in1の「TravelMate Spin P6」の2モデルをラインナップする。

  • 14型クラムシェルのTravelMate P6

素材にマグネシウムアルミニウム合金を採用したボディはどちらも同じ。ディスプレイの開閉が360°か180°かの違いとなる。ボディは16.8mmの薄さで、重さは最軽量モデルで1kg。MIL-STD 810H準拠の優れた堅牢性も備えているため、携帯性にも優れる。

ディスプレイはアスペクト比16:10、1,920×1,200ドットの14型IPS液晶を採用。sRGBカバー率100％の広色域表示に対応し、視野角を90°に狭めてのぞき見されにくくするAcer PrivacyPanel機能を備える。2in1モデルはタッチパネルを搭載し、本体に収納できる専用スタイラスペン（Acer Active Stylus）によるペン入力もサポート。画面の表面はCorning Gorilla Glassで保護している。

  • 14型コンバーチブル2in1のTravelMate Spin P6

キーボードはフルサイズでバックライトを内蔵。タッチパッドにもCorning Gorilla Glassを採用して、滑らかな操作性を実現した。サウンド面では、人の声が聞き取りやすいステレオスピーカーを配置するとともに、4アレイマイクによって声をクリアに拾い、ビデオ会議も快適に行えるとしている。

CPUはTiger Lakeこと第11世代Intel Core vProプロセッサ、メモリは最大32GBまで積める。内蔵ストレージは1TBのPCIe Gen3 SSDだ。OSはWindpws 10 Pro。通信機能はWi-Fi 6（IEEE 802.11ax）準拠の無線ANで、NFC機能も搭載。外部ポートはThunderbolt 4を2ポート用意し、8Kディスプレイの利用にも対応する。

生体認証機能として、Windows Hello対応の顔認証カメラを搭載。TPM 2.0チップやvProプロセッサによって、企業が求めるセキュリティ性も容易に確保できる。バッテリ駆動時間は最大20時間で、1時間で80％充電する急速充電も可能だ。北米での発売時期は2021年10月を予定しており、価格はTravelMate P6が1299.99ドルから、TravelMate Spin P6が1399ドルから。