Acerは5月27日、グローバルプレスカンファレンス「next@acer」を開催し、Acerのゲーミングブランド「Predator」シリーズの新型PCや周辺機器を発表した。
ノートPCはTiger Lake HプロセッサやGeForce RTX 30シリーズを搭載
PredatorシリーズのノートPC新モデルとしては、「Triton 500 SE」と「Helios 500」を発表。
Trton 500 SEは、CPUにCore i9など第11世代Core Hプロセッサ、ディスクリートGPUにGeForce RTX 3080などGeForce RTX 30シリーズを採用しつつ、19.9mmの薄形ボディを実現。内蔵ストレージには、PCIe Gen4準拠の高速SSDを採用し、容量は最大4TB。また、NVIDIA Advance Optimusテクノロジーにより12時間のバッテリ駆動も可能という。
ディスプレイには、アスペクト比16:10、WQXGA表示対応の16型液晶を採用。標準モデルはリフレッシュレート165Hz対応パネルとなるが、そのほかリフレッシュレート165Hz、sRGBカバー率100%のミニLEDパネル、リフレッシュレート240Hz、レスポンスタイム3ms、DCI-P3カバー率100%のPorarBackパネルも用意される。
ネットワーク機能は、2.5GbE有線LANコントローラのKiller E3100Gと、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E)準拠無線LANのKiller Wi-Fi 6 AX1650iを搭載。外部ポートはThunderbolt 4×2やUSB 3.2 Gen2×2、SDカードリーダーなど。北米では2021年6月に発売予定で、価格は1749.99ドルから。
Helios 500も、CPUにCore i9など第11世代Core Hプロセッサ、ディスクリートGPUにGeForce RTX 3080などGeForce RTX 30シリーズを採用。また、PCIe/NVMe SSDを2基搭載しRAID 0構成で利用できる。
ディスプレイは17.3型液晶で、リフレッシュレート最大120Hz、VESA Display HDR 1000対応の4KミニLEDパネルや、リフレッシュレート最大360Hz、レスポンスタイム3msのフルHDパネルが選べる。
ネットワーク機能は、2.5GbE有線LANコントローラのKiller E3100Gと、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E)準拠無線LANのKiller Wi-Fi 6 AX1650iを搭載し、双方を同時に利用するチーミング機能「Killer DoubleShot Pro 5G」もサポートする。外部ポートは、HDMI 2.1、mini DisplayPort 1.4、Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen2×3などを用意。北米では2021年8月に発売よ愛知で、価格は2499.99ドルから。
ディスプレイ
42.5型・Predator CG437K S
Predator CG437K Sは、4K表示、NVIDIA G-Sync対応の42.5型ゲーミングディスプレイ。リフレッシュレートは最大144Hzで、VESA Display HDR 1000に対応。DCI-P3カバー率90%で、Delta Eは1未満。HDMI 2.1ポートを備え、主要ゲームコンソールを接続して利用できるという。ほか、USB 3.0対応のUSBハブ機能や、USB PD 30W出力対応のUSB Type-Cポート、ゲームの環境光や音楽などに合わせて発光させられる背面RGBライトなどを備える。北米では2021年11月に発売予定で、価格は1799.99ドル。
38型ウルトラワイド・Predator X38 S
Predator X38 Sは、UWQHD+(3,840×1,600)ドット表示に対応する、2300R湾曲液晶パネルの38型ウルトラワイド湾曲ディスプレイ。リフレッシュレートは最大175Hz、G to Gで0.3msの高速レスポンスタイムが特徴。また、VESA Display HDR 600対応、DCI-P3カバー率98%、Delta E 2未満の優れた表示性能を持つ。ディスプレイ同期技術はNVIDIA G-Syncをサポートし、G-Sync Esportsモードにも対応。また、操作遅延計測機能「NVIDIA Reflex Latency Analyzer」も内蔵している。北米では2021年9月に発売予定で、価格は1999.99ドル。
28型・Predator X28
Predator X28は、4K(3,840×2,160)ドット表示対応の28型ディスプレイ。リフレッシュレート最大155Hz(オーバークロック)、レスポンスタイム1ms(G to G)のIPS液晶パネルを採用。HDR表示はVESA Display HDR 400に対応。ディスプレイ同期技術はNVIDIA G-Sync、およびG-Sync Esportsモードもサポートする。操作遅延計測機能「NVIDIA Reflex Latency Analyzer」も内蔵。ほか、TÜV RheinlandのEyesafe認証も取得している。北米では2021年8月に発売予定で、価格は1299.99ドル。
5G対応ゲーミングホームルータ
Predator Connect X5 5Gは、世界初(Acer調べ)のIntel Killer対応ホームWi-Fiルータ。最大の特徴は5Gモバイル通信(最大4.7Gbps)に対応すること。また、ゲーム専用LANポートを備え、そちらに接続したデバイスでは優先的に最大速度でデータ通信を行う。無線LANはIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)準拠し、最大256台のデバイスを同時に接続可能。
Killer Control Centerによって、優先順位に基づいてデータのダウンリンクとアップリンクの速度を微調整。特定のアプリケーションを他よりも高いネットワーク優先順位に割り当てたり、Killer Prioritization engineでゲームやWebサイトを自動認識してネットワーク優先順位を調整するといった機能もある。
ハードウェア面では、2GHzのクアッドコアARM Coretexプロセッサ、1GBのRAM、1GBのフラッシュメモリを搭載。LANポートは、ゲーム専用LANポート、標準のLANポート、WANポートをそれぞれ1ポートずつ用意。発売時期および価格は未定。
また、Predator Connect D5 5G Dongleは、USB Type-C接続の5G通信ドングルだ。Predatorシリーズをはじめ、USB 3.1準拠USB Type-Cを備えるノートPCに接続することで、5Gデータ通信を追加できる。接続したPCを、5G通信のWi-Fiホットスポットとして使うことも可能。Intel Killer対応で、Killer DoubleShotもサポートしている。こちらも発売時期および価格は未定。
ゲーミングマウス
ゲーミングマウスの新モデルとなるPredator Cestus 335は、PixArt 3370センサーを採用し、DPIは最大19,000DPI(5段階調節)だ。10個のプログラマブルボタンを搭載しており、キーボードショートカットとして利用するほか、QuarterMasterアプリを使ってゲームごとにレイアウトを保存可能。発売時期および価格は未定。