JR九州は25日、「シェアオフィス新幹線」を期間限定で運転すると発表した。九州新幹線において、パソコン作業やオンライン会議などのリモートワークに適したリモートワーク推奨車両を6月14~30日(土休日除く)の期間限定で設定する。
通常、九州新幹線の車内において、座席での携帯電話等による通話は遠慮してもらっているが、リモートワーク推奨車両では自由に通話でき、出張や通勤の移動中も周囲の目を気にすることなく、オンライン会議や電話での打ち合わせが可能となる。
運転期間は6月14~30日(土休日除く)の予定だが、輸送障害時などリモートワーク推奨車両を設定しない場合がある。対象列車は上り「さくら402号」(鹿児島中央駅12時0分発・博多駅13時37分着)、下り「さくら409号」(博多駅16時24分発・鹿児島中央駅17時59分着)。N700系の6号車をリモートワーク推奨車両(グリーン席は除く)とし、窓側の18席(A・D席)を利用可能座席として設定した。通路側の座席(B・C席)は使用不可となる。
リモートワーク推奨車両に座席指定はないため、利用する際は対象列車の乗車券と指定席特急券を購入し、対象列車に乗車してリモートワーク推奨車両に移動すれば良い。指定席特急券(割引きっぷなども含む)の購入者であれば誰でも利用できるが、満席(定員18名)の場合は利用不可。自由席特急券で乗車した場合も利用できない。