東晶貿易は5月24日、「生理休暇の実態に関する市場調査」の結果を発表した。調査は5月13日〜19日、全国の20歳〜59歳の女性2,400名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、社会人になってから生理休暇を利用した経験が「ある」という女性はわずか16%と、8割以上の女性が生理休暇を利用したことが無いことが明らかに。
また、生理休暇を「利用したことがある」と回答した女性に対して、「生理休暇は有給・無給のどちらであったか」と質問したところ、80%が「有給」と回答した。
一方、生理休暇を「利用したことがない」と回答した女性に、ただ利用したことが無いだけなのか、そもそも会社に生理休暇の制度がないのかを尋ねたところ、49%が「会社に生理休暇の制度がない」と回答した。
そこで、全回答者に「生理休暇が、労働基準法第68条に定められていることを知っていますか?」と聞いたところ、59%が「知らなかった」ことがわかった。
次に、「現在の就業先で生理休暇を利用することはできますか?」と質問したところ、「利用できる」が27%、「利用できない」は31%、「わからない」が42%という結果に。「利用できる」と回答した女性に対し、有給か無給かを聞くと、「有給」68%、「無給」32%となった。
一方、「生理休暇を利用できない」と回答した理由については、「生理休暇の制度がない」(475票)が圧倒的に多く、次いで「利用しづらい雰囲気がある(嫌味を言われる・雰囲気)」(223票)、「利用しようとしたが、上司や労務に断られた」「その他」(同率20票)と続いた。