au損害保険はこのほど、「子どもの自転車利用に関する調査」の結果を発表した。同調査は4月13日~15日、全国の小学生から高校生の自転車に乗る子どもを持つ保護者1,000人を対象に、インターネットで実施した。

  • 自転車に乗った他人の子どもが相手方となったヒヤリハットや事故の経験はありますか

自転車に乗った他人の子どもとのヒヤリハット(事故に遭いそうになったこと)、もしくは事故の経験があるかどうか尋ねたところ、49.7%が「ある」と回答した。

「ある」と答えた人に、ヒヤリハットもしくは事故を起こした相手方の危険運転行為を聞くと、「いきなり飛び出してきた」(71.4%)が最も多く、「複数人で横に広がって通行していた」(26.8%)、「スマートフォンをいじったり音楽を聞いたりしながら運転していた」(25.0%)、「暗いのにライトをつけていなかった」(23.9%)と続いた。

  • ヒヤリハットもしくは事故を起こした相手方の危険運転行為

家庭で子どもに自転車に乗る際のルールを教えているかどうか尋ねると、「教えている、教えていたことがある」が83.3%、「教えていない」が16.7%だった。

  • 家庭で子どもに自転車に乗る際のルールを教えていますか

どんなルールを教えているか聞くと、「暗くなったらライトをつけること」(68.7%)、「スピードを出しすぎないこと」(66.4%)、「自転車は左側を通行すること」(65.7%)という回答が多かった。

しかし、「スマートフォンをいじったり音楽を聞いたりしながら運転してはいけないこと」(46.1%)、「二人乗りはしないこと」(45.3%)、「傘をさしながら運転してはいけないこと」(44.4%)といった、重大な事故につながりかねない基本的なルールについて、半数以上の保護者が教えていないこともわかった。

また、61.9%が「交差点では一時停止や安全確認をすること」を教えているが、前項の「ヒヤリハットもしくは事故の経験」のうち、圧倒的に多かったのは「いきなり飛び出してきた」であり、大事なルールは繰り返し伝える必要があることもわかった。

  • 自転車に乗る際のルールについて、子どもにどのようなことを教えましたか

子どもが自転車事故(軽度のものや人を巻き込まないものも含む)の加害者・被害者になった場合、どう対応するかあらかじめ決めているかどうか尋ねると、71.3%が「決めていない」「考えたことがない」と答えた。

  • 子どもが自転車事故の加害者・被害者になった場合、どう対応したらいいかあらかじめ決めていますか?