名古屋鉄道は24日、河和線太田川~成岩間が開業から90周年を迎えたことを記念し、6月26日に2000系と9500系の特別編成による運行を実施し、あわせて「河和線開業90周年特別編成運行記念セット」を発売するなどの企画を行うと発表した。

  • 中部国際空港駅発着の「ミュースカイ」として運行される2000系

河和線太田川~成岩間は、知多鉄道の路線として1931(昭和6)年4月1日に開業。今年で90周年を迎えた。これを記念した企画の一環で、名鉄名古屋~河和間の特急列車を2往復限定で2000系と9500系の特別編成で運行する。2000系は中部国際空港駅発着の「ミュースカイ」(全車特別車)に使用される車両。9500系は2019年にデビューした最新通勤型車両。通常、「ミュースカイ」が運行されない河和線において、普段見ることのできない2000系と9500系を連結した編成での運行となる。

対象となる列車は、河和行が名鉄名古屋駅10時41分発・河和駅11時27分着、名鉄名古屋駅13時41分発・河和駅14時27分着の2本、名鉄名古屋行が河和駅11時57分発・名鉄名古屋駅12時44分着、河和駅14時57分発・名鉄名古屋駅15時44分着の2本。2000系(特別車)4両と9500系(一般車)4両を連結した8両編成に変更して運行され、対象列車には河和線開業90周年と特別編成運行を記念したイラスト系統板が掲出される。

特別編成で運行する列車の車内では、河和行の富貴~河和間、名鉄名古屋行の河和駅出発時に、特別車(1~4号車)の乗客へ「河和線開業90周年特別編成運行記念乗車証明カード」が配布される。なお、特別車を利用する際、乗車券の特別車両券(ミューチケット)が必要。5月26日に発売される。

  • 2019年にデビューした通勤型車両9500系

「河和線開業90周年特別編成運行記念セット」は、2000系と9500系の連結をイメージした河和駅と名鉄名古屋駅の記念入場券(大人)各1枚と、「2000系+9500系 河和線開業90周年 特別編成運行記念ミニチュア系統板」をセットにした商品で、発売額は1セット2,000円。発売数は1,000セット(1人1回限り5セットまで)で、なくなり次第、販売終了となる。

6月26日に河和駅の出札窓口で営業開始から11時まで販売(500セットまで)し、11時から15時まで河和駅の改札外特設発売所にて販売。6月26日15時以降、再び河和駅の出札窓口にて販売し、7月25日までに残数がある場合、7月27日から12月31日まで名鉄名古屋駅サービスセンターで販売される。