パナソニックは5月21日、「梅雨の冷房と除湿の使い分けに関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2021年4月21~22日、有効回答は20~60代の個人551人。
「冷房」と「除湿」、悩んだ経験がある人は7割弱
梅雨の湿気対策方法を尋ねたところ、「エアコンを使う(冷房/除湿(ドライ)モードを含む)」が63.2%で最多。次いで「窓を開けて風通しを良くする」が42.1%、「扇風機を使う」が28.9%となった。
エアコンの「冷房」と「除湿」モードどちらを使うか悩んだ経験があるかとの問いには、「いつも悩んでいる」が17.3%、「時々悩んでいる」が50.9%と、計7割近い68.2%が悩んだことがあると回答。一方、「あまり悩んだことはない」は25.4%、「悩んだことがない」は6.4%にとどまった。
エアコンの除湿モードを使っている理由については、「除湿の方が冷房よりも湿気が取れると思う」が最も多く57.8%。しかし、空気は急激に冷やすほど大幅に湿度も下がるため、「設定温度によってはエアコンの『冷房』の方が『除湿』よりも除湿量が多い場合がある」という。
同調査ではエアコン機能の使い分けについてパナソニック エアーマイスターの福田風子氏が解説。外気温が高く室温が下がりにくい場合は「冷房」を、「冷房」を使って温度と湿度がある程度下がったら省エネのために「除湿」を、あまり部屋を冷やしたくない場合は「除湿」を勧めている。
なお、「除湿」でも部屋の温度低下が気になる場合は「再熱除湿」が適しているが、長時間使う際には電気代に気を付ける必要があるという。また、「冷房」と「除湿」どちらを使うのか迷うような温度の場合は、外気温の環境も考えて運転する「自動」モードを推奨している。