ディズニーの実写映画最新作『クルエラ』で主人公・クルエラの日本版声優を務める女優の柴咲コウが、日本版エンドソングを歌うことが21日、発表された。あわせて楽曲の一部をひと足先に聞くことができるミュージックトレーラーも公開され、美しく力強い柴咲の歌声がお披露目された。
名作アニメーション『101匹わんちゃん』に登場するディズニー史上最も悪名高きヴィラン(悪役)であり、白黒ファッションが印象的なクルエラの誕生秘話を描く本作。
エンドソング「コール・ミー・クルエラ」は、低音のビートが鳴り響く冒頭から、高音の伸びやかな歌声が広がる終盤まで、ダークで妖艶な世界観が広がるスタイリッシュな一曲。「美しくクレイジー」という歌詞にあるように、ディズニー史上最もファッショナブルなヴィラン“クルエラ”のために作られた。本国では、グラミー賞にノミネート経験を持つ、英国人アーティストのフローレンス・アンド・ザ・マシーンが担当する。
日本版エンドソングを担当することになった柴咲は、「この楽曲から、クルエラの持つ“自分に正直に生きる”“心の声に従う”“これが私である”という意志の強さ、表れを感じました」と楽曲の持つメッセージ性に言及し、特に「『クルエラ・デ・ビル 闇に染まる それが私』『美を支配する』というセリフパートの歌詞が好きです」と明かした。
また、クルエラの心情を吐露するセリフパートについて、「よりクルエラの強さを秘めている部分だと思います。それが過剰になりすぎないように、クルエラが自身を客観的に見据えているような雰囲気を大切にレコーディングしました」と語った。
物語の舞台は、パンクムーブメントが吹き荒れる70年代のロンドン。親を亡くした少女エステラは、反骨精神と独創的な才能を活かし、ファッション・デザイナーになることを決意。ロンドンで最も有名な百貨店リバティに潜り込む。そんなある日、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)との出会いによって、エステラはファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちた”クルエラ”の姿へ染まっていく──。
(C)2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.