女優の吉永小百合が主演を務める映画『いのちの停車場』(5月21日公開)のメイキング映像が21日に公開された。
同作は都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師でありながら、作家として活躍する南杏子の同名小説の実写化作。救命救急医として、長年大学病院で患者と向き合ってきた咲和子(吉永)は、とある事情から石川県にある父の住む実家へと戻り、在宅医療を通して患者と向き合う「まほろば診療所」に勤めることになる。
映画出演122本目の本作で、初の医師役に挑戦した吉永。これまでの出演作とはまた違った多くの困難があったが、メイキング映像では無事に本作の舞台・金沢の地でクランクアップを迎えた 様子をとらえた。
前日にクランクアップを迎えていた広瀬すずが、「吉永さん スタッフの皆さん お疲れ様でした!! 成島組」と、手書きの文字が書かれたシャツを着用してサプライズで登場すると、吉永は感無量といった様子に。「クランクインできるかどうかというような困難な中でクランクインして、スタッフの皆さんも本当にご苦労なさって、いろんなことに耐えて、我慢して、今日の日を迎えられたということで、大変感謝しています」と述べ、「また、皆さんとご一緒して、もっと力をつけてちゃんと芝居ができるようにしたいと思っています」と言葉を続けた。
映像の最後には、広瀬、成島監督、ほかスタッフたちが手を伸ばして作った”人のアーチ”の中をくぐり抜け、声にならない喜びを噛み締めながら、広瀬とギュッとハグを交わす可愛らしい吉永の姿も映されている。
(C)2021「いのちの停車場」製作委員会