フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)の「放送1000回SP 前編・後編」(4月11日・18日放送)が、ギャラクシー賞の4月度月間賞を受賞した。
1995年10月にスタートした同番組が放送1,000回を迎えるのを記念して制作された同回は、世に知られていない“名もなき人たち”に目を向け、時代を生きる人々のありのままの姿を届けてきま番組の歴史を振り返りながら、「『ザ・ノンフィクション』は何を描いてきたのか?」を検証していく構成で展開。ナレーションは、番組最多回数を誇る宮崎あおいが担当した。
同賞では「番組開始からの26年間を、放送1000回分の豊富な映像と宮崎あおいのナレーションで振り返り見応えがあった。『ザ・ノンフィクション』が取り上げてきた対象は実に幅広いが、ひとたびカメラ向ければピンポイントで深く入り込み人間を見つめてきたことがよくわかる。民放のドキュメンタリー番組として、これからも頑張ってもらいたい」と評価した。
『ザ・ノンフィクション』がギャラクシー賞の月間賞を受賞するのは、13年6月度の「やってないものは やってない」以来8年ぶり。
西村陽次郎チーフプロデューサーは「番組の大きな節目となった『放送1000回』の特別企画がこのような賞をいただき、大変嬉しく思います。26年の長きにわたり、ドキュメンタリー制作者たちが紡いできた“ザ・ノンフィクションの歴史”が評価をされたのだと考えております。“『ザ・ノンフィクションは何を描いてきたのか』を検証するドキュメンタリー番組”を目指した『放送1000回SP』ですが、民放の一番組の歩みを振り返ったものにとどまらず、日本のテレビドキュメンタリーの貴重な記録、映像史になっていると思っています」と話している。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。4月度はほかにも、『NHKスペシャル「緊迫ミャンマー 市民たちのデジタル・レジスタンス」 』(NHK、4月4日放送)、『特集ドラマ「流行感冒」』(NHK、4月10日放送)、『NHKスペシャル「看護師たちの限界線~密着 新型コロナ集中治療室~」』(NHK、4月17日放送)が受賞した。
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