シャープ、ライカ監修の1型イメージセンサー搭載5Gスマホ「AQUOS R6」

シャープは5月17日、ドイツの老舗光学機器メーカー、ライカ社が監修した1型イメージセンサー内蔵の5Gスマートフォン「AQUOS R6」を発表した。2021年6月中旬以降に発売する。

AQUOS R6。スマートフォンとして最大級をうたう1型イメージセンサーを内蔵する

AQUOS R6は、シャープ製スマートフォン「AQUOS」シリーズのハイエンドモデル。最大の特徴は大型センサーを内蔵したカメラで、センサーやレンズ設計、画質調整などのカメラ機能をライカが全面監修。従来機種「AQUOS R5G」と比べ集光面積が5倍に拡大した1インチイメージセンサーを内蔵している。

背面中央には大きなメインカメラを搭載。カメラ機能はライカが全面監修した

背面中央のメインカメラには、ライカのレンズ「ズミクロン」F値1.9/焦点距離19mmの7枚構成レンズを採用。写真のひずみを抑え、デジタルズーム時の細部描写が緻密に再現できるほか、AQUOS R5Gと比べて暗所でのノイズ発生量が低減しており、ざらつきの少ない明るい写真が撮れるとする。背面にはToFセンサーも備え、暗所でのAF精度が向上した。

1インチセンサーの能力を活用するため、従来機種比で解像度は15％アップ、ひずみは10分の1に抑えたズミクロンレンズを新開発したという

デジタルカメラ用の大型センサーに、スマートフォンならではの高い処理能力を兼ね備える

19mm超広角から標準24mm、152mmの望遠6倍（超高解像ズーム）までをメインレンズのみでカバーする

ディスプレイは、約6.6インチの独自省エネ有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を採用。1Hz-240Hzでの駆動が可能で、表示コンテンツに応じて駆動速度を自動で切り替える可変仕様となる。これにより、消費電力を抑えつつ残像の少ない表示が可能。10億色の色彩階調と2,000万：1の高コントラスト、業界最高となる最大2,000nit（cd/平方メートル）の鮮やかな表示も特徴だ。

CPUはQualcommのSnapdragon 888 5G。Snapdragon 865を採用していたAQUOS R5Gから、CPU処理性能/GPU処理性能などが向上している。バッテリー容量は5,000mAh。生体認証は、顔認証と指紋認証をサポート。指紋認証は画面内指紋認証で、1本指認証に加え、よりセキュリティ性の高い2本指認証にも対応した。このほか、おサイフケータイ/NFCも搭載する。