俳優の沢村一樹が、フジテレビ系月9ドラマ『ナイト・ドクター』(6月スタート、毎週月曜21:00~)に出演することが17日、明らかになった。

  • 『ナイト・ドクター』に出演する沢村一樹=フジテレビ提供

夜間救急専門の「ナイト・ドクター」結成のために集められた、年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちが、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら唯一無二の絆を紡いでいく“青春群像医療ドラマ”。波瑠、田中圭、岸優太(King & Prince)、北村匠海、岡崎紗絵が出演する。

沢村が演じるのは、そんなナイト・ドクターたちをまとめる指導医・本郷亨。ニューヨークで夜間勤務専門の救急医をしており、ナイト・ドクター結成のために、日本へと無理やり呼び戻された現役のナイト・ドクターだ。

「柏桜会あさひ海浜病院」の院長から、半ば強引に日本へと呼び戻された本郷は「何人残るか分かりませんが、それでもよろしければ」と、日本初のナイト・ドクターを育成する指導医をしぶしぶ引き受ける。そんな本郷は美月(波瑠)らナイト・ドクターに「新米だろうと手取り足取り教えるつもりはない」「ついて来られるものだけ、ついて来い」と言い放つ。さらには、昼間に働く日勤の医師とも対立し、ナイト・ドクターは院内で孤立した組織に…。並外れた技術を持つ一方、偏屈で毒舌、ナイト・ドクターたちを皮肉交じりに、厳しく指導する本郷は、部下に慕われようとする気が一切ない。さらに日勤の医師ともたびたびぶつかり、ナイト・ドクターはいきなり存続の危機に…。

沢村とプロデューサーのコメントは、以下の通り。

■沢村一樹
――台本を読んだ感想

じっくり読みたい台本もあるし、テンポよくどんどん読む作品もあるんですが、『ナイト・ドクター』は、テンポよく読めて、次のページをめくるのが楽しみになる本でした。そういう作品ってなかなか出会わないんです。読んでいてワクワクするし、どうなるんだろう?おもしろい!と次が読みたくなる作品でした。視聴者の方には、共感していただく部分や考えさせられる部分が良いバランスでちりばめられていると思います。

――演じられる役柄について

本郷先生、カッコいいんですよ(笑)。若い医師に比べて何十倍という“人の生き死に”を見てきているので、それが体にも心にも染みついている男です。撮影現場に「救命救急医の心得」という本が置いてあるんです。そこには「どんな状況であっても患者の前では絶対に笑うな」と書いてありました。仲良くなった患者さんと笑顔で話していたとして、その横には重体の患者さんがいるかもしれない。救急は360度全て見えていないといけない現場なんだと思います。まだ分からないことも多い若い医師たちとの違いを、そういったところで出せればと思っています。

――「ナイト・ドクター」チーム5人の印象は?

ナイト・ドクターのみんなはいろいろな事情を抱えながら医師になっていて、作品自体が少し重く感じられるのかな?と思ったんですが、5人みんな若いので、「目の前にどんな悩みがあっても、どうにかしてやろう」というエネルギーを感じますね。若いエネルギーというのは、そういう悩みも重々しくなりすぎないのかなと思います。

――視聴者の方へのメッセージ

月曜9時からのドラマなので、1週間が始まって、次の日から頑張るぞと思える作品にしたいです。自分がいつ患者になるか分からない世の中です。当たり前だと思っている普段の生活や、周りにいる人たちの大切さだったり、今までとちがう目線で日常のさまざまなことを改めて見ることができる。この作品がそのきっかけになれば良いなと思います。

■野田悠介プロデューサー
沢村一樹さん演じる本郷亨はナイト・ドクターの5人から見れば指導は厳しいし、怖さもあるし、何を考えているか分からないところがあります。ただ、彼らには見せていない、救急医の未来を常に考え、現状を変えようとする熱い信念を秘めています。全体を俯瞰で見つつ、自らが手を差し伸べるのではなく、5人を突き放すことで成長をさせる。そんな存在感たっぷりの本郷を沢村さんにどう表現していただけるのか、すごく楽しみです!ぜひご覧ください!

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