ビズヒッツはこのほど、「年収500円台の職業に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は3月23日~4月6日、年収500万円台の男女270人を対象に、インターネットで実施した。

  • 年収500万円台の職業

現在の職業を尋ねたところ、最も多い回答は成績によってインセンティブがつき、高額収入を得られる可能性が高い「営業職」(41人)だった。2位は「事務・管理部門」(36人)、3位は「医療系専門職」(27人)となっている。医療系専門職は、夜勤がある場合には夜勤手当もつくが、中には「仕事のわりに収入が低い」「夜勤もしているのだから、もっと収入が高くてもいいはず」という意見も多かった。

以下、「技能士」(22人)、「ITエンジニア」(21人)、「自営業・フリーランス」(17人)、「管理職・経営層」(16人)という順になった。

今の年収に満足しているか尋ねると、58.5%が「満足」「まあ満足」と答えた。

  • 今の年収に満足しているか

年収への満足度を年代別に見てみたところ、「満足」と答えた割合は、20~30代では63.3%だったが、40代以上だと51.8%で、40代以上の方が満足度が低いことがわかった。

  • 今の年収に満足しているか(年代別)

「満足している理由」としては、「同期に比べて結構もらえているため」(女性、20代)、「自分の仕事に見合った報酬を得られていると感じているから」(男性、30代)、「趣味や日常生活にゆとりをもてているので満足しています」(男性、40代)といった声が寄せられた。

一方、不満がある人の意見は、「基本給が低く、残業代で稼いでいるようなもの」(女性、20代)、「子どもの養育費を考えると、年齢的にはもう少し年収をあげたい」(男性、40代)、「仕事がハードなわりには給料が少ない」(男性、50代)といったものが目立った。

年収500万円台の人に転職回数を聞くと、「転職経験なし」が107人であるのに対し、転職経験がある人は163人で、「転職経験あり」が「転職経験なし」を上回った。転職経験者の平均転職回数は2.5回だった。

  • 年収500万円台の人に転職回数