「きちんとメイクをしている」と周囲が思うのは、色味のあるアイテムを使っている時だと言われます。でも、「アイライナーがどんどん太くなる」とか、「チークを塗ったらおてもやんに」とか、ポイントメイクに苦手意識があるメイク初心者の方は少なくないはず。
そこで、初心者にも扱いやすいポイントメイク用アイテムをYouTubeチャンネル登録者数90万人超の美容クリエイター・"元美容部員 和田さん"。に教えてもらいました。いずれも2000円以下という試しやすさも魅力です。
【チークカラー】ettusais(エテュセ)/フェイスエディション(カラースティック) (02.プラム)
ほとんど1日マスクをして過ごす今だからこそ、チークで少しでも健康的に見せたいところ。「色が落ちにくく、理想の発色をしてくれます」と"和田さん"。が教えてくれたのが、ettusaisの「フェイスエディション(カラースティック)」です。
「スティック系のチークは色が濃くつくイメージがありますが、『フェイスエディション(カラースティック)』は全体的に薄づきでナチュラル。色半分、水分半分のような透明感のある色の付き方になります。これは、ettusaisさん独特の質感だと思います。4色あり、個人的におすすめなのは、赤みのある発色で絶妙な蒸気肌を実現する『プラム』です」(和田さん。)
チークといえば、きっとほとんどの方が、一度ならず「濃く塗りすぎた」という経験をしたことがあると思います。そのため、一度指先にとって、手の甲でかすれるくらいまで伸ばした後で、その指先でポンポンとスタンプを押すように付けるのがおすすめとのこと(図参照)。
「ハイライトやアイシャドウもそうですが、メイクの最後につけるものは、なるべく指でスタンプ塗りをした方が失敗しません。一般的に中指、薬指、小指は力が強く入りすぎることがなく、メイクにおすすめと言われています」(和田さん。)
【アイシャドウ】rom&nd(ロムアンド)/リキッドグリッターシャドウ (#01スターダスト)
「アイシャドウですが、今流行りのラメライナーのような使い方がおすすめのアイテムです」と、和田さん。 キラキラした見た目から「私には派手では」と敬遠してしまう方もいると思いますが、こういうアイテムをほんの少し目元に足すだけで印象が大きく変わるのだとか。色は4色あり、"和田さん"。のおすすめはシルバーをベースにブルー、ゴールドのラメが輝く「#01スターダスト」です。
「キラキラしたものが近くにあると、白目がすごく透き通って見えて、イキイキした目元になります。おすすめの使い方は、メイクの最後に、下瞼に沿うように細く一筋塗るだけ。たっぷりつけるのではなく、一度手の甲などで筆先をかすれさせてから塗る感じです。細い筆タイプなので、描きやすいと思います」(和田さん。)
もちろん、アイシャドウとして上瞼にも使えますが、グリッター系のアイテムは、直接そのまま使うより、一度手の甲などにのせて量を調整してから使った方がいいとのこと。そうすることで、メイク初心者の方も「濃く塗り過ぎた」なんていう事態を避けられそうです。 「上瞼の場合も、手の甲に少量取り、かすれるくらいまで指先で伸ばしてから、その指先で付けるのがおすすめです。メイクの最後のちょっとおまけ感覚で付けることで、すごく可愛くなるアイテムです」(和田さん。)
【リップ】excel(エクセル)/グレイズバームリップ(GB07:ウォーターメロン)
マスク生活になってから口紅を塗らなくなった人も少なくないと思います。でも、オンライン会議など、外した状態で人と会う場合も考えて、常にポーチに1本は用意しておきたいもの。"和田さん"。がおすすめしてくれたのは、excelの「グレイズバームリップ」です。
「保湿機能が高いトリートメント感覚のリップです。私のおすすめの色は、透明感のある発色の『GB07:ウォーターメロン』。唇の赤い部分はほんのりコーラル系に色づきますが、はみ出ても濃く色が付いたりしないので、紅筆や鏡がない時でも、リップクリーム感覚で簡単に塗れます。上からマスクをしても、意外に落ちないのも嬉しいです」(和田さん。)
"和田さん"。曰はく「メイクとは自分のテンションを上げるためにするもの」。「素敵な色だけど私には派手かも」とか「流行に合わせなくちゃ」とか考えずに、自分が楽しければ正解なのだそう。
「新しい色やアイテムに挑戦するのに、お手頃価格のコスメはぴったりです。『この色きれい!』『かわいい!』という感情のままにアイテムを選び、試しちゃいましょう。メイクは誰のためでもない、自分のために楽しむものだということを、どうか忘れないでほしいです」(和田さん。)