ビズヒッツは5月14日、「転職に役立った資格に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2021年4月2~14日、調査対象は転職で役立った資格がある人、有効回答は500人。
転職で役立った資格、1位「簿記」
転職で役立った資格について尋ねると、圧倒的に多かったのは「簿記」(92人)。回答者からは、「簿記3級でも結構評価されました。経理のことを学ぶ意欲に見えるみたいです」(男性)、「未経験の経理職に応募したが、簿記2級取っているなら大丈夫だと判断され採用された」(男性)といった声が寄せられた。日商簿記は1級から3級まであり、「2級以上で応募可能」という条件をつけている企業もあるが、「3級でも評価された」との回答も多かったという。
2位は「普通自動車運転免許」(37人)。配送業や農業など、トラックを運転する職種への転職に役立ったという声が目立った。
3位は「TOEIC」(29人)。採用に有利になるだけではなく、「資格手当がついた」など、給料に反映されたという回答もみられた。
以下、4位「看護師・准看護師」(26人)、5位「フォークリフト免許」(22人)、6位「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」(19人)、7位「保育士」(18人)、8位「介護福祉士」(17人)、9位「実用英語技能検定(英検)」(16人)、10位「秘書検定」(15人)と続いた。
また、転職に役立った資格について転職のために取得したか聞くと、「以前からもっていた」が78.4%を占め、「転職のために取得した」は21.6%にとどまった。回答者からは、「前職で業務上必要なため取得。この資格があると、ビル管理の仕事が引く手あまた」(男性、電気主任技師」などの声が寄せられた。